診断時:61歳
インタビュー時:61歳

2000年に診断を受け、外照射と短期ホルモン療法を選択

語りの内容

――男性として、女性ホルモン投与の治療を受けることをどのように感じましたか?

ひどい気分でした。自分の男らしさなんて無くなってしまうのですから。ホルモン療法が始まれば性的欲求どころの話ではありません。ただの取り乱した小僧同然です―すみません、他に適当なことばが思いつかないもので。ひどい振る舞いをして、自分はこんなふうではない、これは自分ではないと思うのです。さっきも言ったように、キレたり、怒鳴ったりして、人生が一変します。一緒に暮らす家族などへの態度が変わって、彼らを避けたくなります。それはおそらく、男性ホルモンがなくなって、見知らぬ他人が自分の身体に入ってくるせいなのです。前立腺ガンの成長に男性ホルモンが影響するというので女性ホルモンを投与し、治療の第一歩としてガンの成長を抑えてから、私の場合は放射線療法へと進んだわけです。

私は: です。

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