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診断時:63歳
インタビュー時:64歳(2008年9月)

2007年に膀胱炎をきっかけに前立腺がんが見つかった。九州地方在住で、妻と義母との3人暮らし。大学の教員として非常勤で働いている。子ども3人はすでに自立。治療法は医師の勧めもあって小線源療法を選択。現在は、前立腺がんの方はほとんど心配ないと言われている。脊椎間狭窄症と靭帯骨化症という別の病気を抱えているため、今はむしろそちらの方が心配。毎日を一生懸命生きることを信条に過ごしている。

語りの内容

(平成)17年から18年にかけて、尿管結石がですね、3回ぐらいあったんですよ。それが真夜中に自宅で発作が起こって。で、病院に救急車で行って。それからその次はですね、まあ数カ月のちですけど、出張先でまたそれが起こって、救急車で病院に行きました。それからまたその、しばらく数カ月の後にまた自宅で、これはもう早朝でしたけど、また石が動いて、病院に行ったっちゅう…まあそういう3回ですね。その、腎臓から膀胱まで石が落ちるのに3度苦しむことがありましたね。
石が大きすぎたのかもしれませんけど、結局まあ出てこなくって。で、平成19年ですね、1月になってですね、膀胱炎になったんですよね。あの、尿が出なくなったんですよ。で、びっくりして、膀胱炎だと思ってですね、泌尿器(科)でまあ、比較的いいと言われている病院に行きましたら、これは膀胱炎ということでですね、採血してくれたりなんかして、薬をもらって、日を改めて行ったんですけど。そしたらあのPSAっちゅうんですかね、あれもその、検査が分かってて、PSAの値がまあ70ぐらい確かあったと思うんですけど、非常に高いと。ですから「これはがんの疑いがある」ということでですね。ちょっと肛門からなんか指を入れて分かるんでしょ? それで前立腺を先生がまあ触ってみたら「確かに前立腺が腫れてる」と。だけどその腫れてるだけじゃなくてですね「ちょっと、なんかしこりがある」っていうんですよね。ですから「しこりがあるんで、まあがんの疑いもあるから、ちょっと調べてみましょう」ということで、その細胞を採ろうとしたんですけど。
だからまあ、膀胱炎になったおかげで前立腺がんもわかって、で、その細胞を摘出するときに合わせて、膀胱に落ちているその石も取りましょうって言って、取ってくれてですね(笑)。だから、私はこの石のおかげで前立腺がんが早く発見できたんだと思って、感謝してるんですけど(笑)。

私は: です。

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