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診断時:74歳
インタビュー時:77歳(2008年9月)

九州地方在住で、妻と死別し、息子と2人暮らし。10年ほど前に定年退職した。2006年11月、頻尿で夜5~6回もトイレに行くようになったため、かかりつけ医に相談したところ、大学病院に紹介され、そこで血液検査を受けて前立腺がんと診断された。年齢から考えて手術は避けた方がいいという医師の勧めに従って、小線源療法を受けた。PSAの値はその後順調に下がって、術後1年半で0.5になっている。

語りの内容

説明のときには、あの、家族全部、従兄弟も兄弟もみんな来てくれました。

―― そうですか。

それであの、そしたらもう、放射線(治療)のほうが一番体をいたわっとるんじゃなかと。っていうことで、みんなのあれでそういうふうになりました。

―― そうですか、じゃあ本当に家族、ご家族みんなのサポートがあって、そのような…。

自分自身はやっぱよう説明を聞いたつもりですけど、ああ、そこはそうじゃなかった、こうやったやろとか、妹から言われました。やっぱ本人はぽーっとしとったよねって言われました。それで、あ、妹たちが説明を聞いていて、そして放射線のほうになった。
聞いたつもりで自分はおったんですけど、やっぱり聞いてなかったんだなあと、あー、これもあったかなあというこれ、がありましたね。ですから聞いたときに、やっぱし頭が真っ白になったという感じで、して「はい、はい」って返事はしてたんですけど、あのー、納得してなかったんですね。あれは、妹がこんなとも先生が言うとらしたかね、こうて言うとらしかねって、妹から注意されて、ん、あったよあったよぐらいで、自分自身はもうはいはいだけで。

―― じゃあそういう意味で一緒に来てくれたのはよかったですね。

はい。それは全部一緒に来てくれたので、ほんと力強かったです。家内がいませんので、親戚のが全部…。

私は: です。

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