インタビュー33

インタビュー時年齢:42歳(2019年10月)
障害の内容:重複障害(視覚障害(全盲)、上下肢の肢体不自由、てんかん、発話障害)
学校と専攻:大学・社会福祉系
九州地方在住の女性。未熟児で生まれ、視覚と下肢の肢体障害、てんかんがあった。また出生時から呼吸器が弱く声が出にくく、20歳頃からは発話はパソコンで行っている。高校までは視覚の特別支援学校で学び、大学は通信制に入学し、社会福祉を学んで社会福祉士の受験資格を取得した。卒業までの期間は15年ほど。32歳頃に先天性股関節不全症があることが分かり、現在は電動車椅子を使用している。

インタビュー31

インタビュー時年齢:46歳(2019年9月)
障害の内容:精神障害(うつ病)、発達障害(ADD:注意欠陥障害)
学校と専攻:短大・看護(1999年度入学)、大学院・看護(2018年度入学)
関東地方在住の女性。社会人を経て27歳で短大に入り、看護師になった。卒後、一般病院で看護師として勤務。37歳で結婚、翌年出産した後、産後うつ病と診断され治療を開始する。その後ADDと診断された。症状が落ち着いてきた頃からクリニックと訪問看護で働き始め、現在は精神科の受診と服薬を継続しつつ、在宅看護専門看護師(CNS)の資格を取得するために大学院で勉強している。

インタビュー27

インタビュー時年齢:40代(2019年8月現在)
障害の内容:聴覚障害(ろう)
学校と専攻:大学・心身障害学(1991年度入学)
関西地方在住の女性。両親と妹、弟の5人家族。5歳の時の高熱のあと聞こえなくなった。小中高は普通校に通い、とにかくしっかり勉強をしようと努力していた。大学は、心身障害学を学べるところを選んだ。大学に入ってろう者の先輩に会い、手話を覚えて世界が大きく広がり、その後大学院に進学し、アメリカへの留学も経験した。現在は研究者で、障害学生支援の仕事をしている。

インタビュー17

インタビュー時年齢:47歳(2019年5月)
障害の内容:視覚障害(全盲)
学校と専攻:大学・社会学部(2016年度編入学)、大学院(2019年度入学)
首都圏在住の男性。小学校入学時は普通学校だったが、4年生から特別支援学校で過ごした。高校卒業後はあんま・はり・灸の3つの資格を取り、医療機関で働いた。その後思うところがあり、視覚障害者に関する障害福祉の研究をしたいと思って、大学に編入学し、現在は大学院に通っている。幼少のころからずっと音楽に親しみ、一時はプロを目指したこともある。現在は、一人暮らしをしている。

インタビュー15

インタビュー時年齢:49歳(2019年4月)
障害の内容:視覚障害(全盲)
学校と専攻:大学・社会学部(1991年度入学)、大学院(1995年度入学)
関東地方在住の女性。小学校2年生まで普通学校に通い、その後中3まで盲学校。高校は普通学校に進学した。大学で一人暮らしを始め、盲導犬と一緒に暮らし始めた。大学院の時に、全盲学生で初めて東京都立の一般の高校で初めて教育実習を受けた。自分の母校の高校での実習はとても大変だったが、かけがえのない時間となった。現在は、全国的な当事者ネットワークである「全国障害学生支援センター」の事務局長をしている。

インタビュー14

インタビュー時年齢:42歳(2019年4月)
障害の内容:聴覚障害(難聴)
学校と専攻:大学・政治学(1996年度入学)、大学院(2000年度入学)、アメリカPh.D.プログラム(2006年度入学)
関東地方在住の女性。小学校低学年の時に、担任の先生に言われて感音性難聴だと分かり、中学あたりで徐々に聴力が下がった。小さい頃から政治に関心が強く、研究者になることを決めていた。大学では政治学を専攻し、勉強以外ではサークルやアルバイトも楽しみ、その後、大学院に進学して日本とアメリカの両方で博士号を取得した。現在は、大学に研究職・教員として勤務。夫と聴導犬と一緒に暮らしている。

インタビュー09

インタビュー時年齢:46歳(2019年3月)
障害の内容:全身性の肢体不自由(脳性麻痺)
学校と専攻:大学・経済学部 (1993年度入学)
関東地方在住の男性。脳性麻痺による全身性の肢体不自由で、大学時代は歩行。その後は、電動車椅子を使用している。大学は30校ほど受けたうち、合格した1校に進学した。大学1年の時、米国留学で「障害学生」という考え方や支援サービスを知り、驚いた。在学中に他の当事者とかかわり、障害を持つ人の「教育」に関することを、一生の仕事にしようと決める。現在、日本で唯一の障害の種類を問わない全国的な当事者団体である「全国障害学生支援センター」の代表。妻と二人の子どもと暮らしている。

インタビュー06

インタビュー時年齢:47歳(2019年1月)
障害の内容:発達障害(ADHD:注意欠陥多動性障害)
学校と専攻:大学・教育と心理(2010年度入学)、大学・生活と福祉(2012年度入学)
関東地方在住の男性。子どもの頃からノートが取れないなど人と違うところがあったが、社会人になり仕事がうまくいかなかった時に診断を受けた。作業所に通い、一人暮らし開始をきっかけに通信制の大学で学び始め、配慮を受けながら非常に多くのことを学んだ。人からは、ムードメーカーだとよく言われる。趣味は折り紙と映画。現在は一人暮らしを続けている。

インタビュー05

インタビュー時年齢:41歳(2019年1月)
障害の内容:内部障害(逆流性腎症による慢性腎不全、人工透析治療を受けていた)
学校と専攻:短期大学・看護学(1995年度入学)、大学院・看護学
近畿地方在住の男性。両親、兄の4人家族で育った。0歳で腎疾患の診断をされて、15歳から人工透析を開始した。透析をしながら働く看護師の言葉に励まされ、看護師を志す。大学では、周囲からサポートされながら生活した。就職活動は難航したが、理解ある医療者と出会い、働く場を得た。その後、慢性疾患看護専門看護師(CNS)になった。数年前に腎移植を受けている。

インタビュー04

インタビュー時年齢:41歳
障害の内容:全身性の肢体不自由(脳性麻痺)
学校と専攻:大学・医学(1995年度入学)・大学院・医学系研究科生体物理学(2006年度入学)
中国地方出身の男性。電動車椅子を使用している。高校までは普通学校に通い、周囲に勧められて進学を決め、首都圏の大学へ進学した。同時に一人暮らしを始めて、「お互いさま」で友人の助けを借りながら生活を続けた。もともとは数学が好きだったが、人への関心が高まり、専攻は医学を選んだ。実習や研修では教科書通りにいかない身体である難しさを感じたが、そのつど周囲とのつながり方を考え、工夫と調整を重ねた。現在は大学の研究者。