プロフィール

インタビュー28

ドロシー
事件当時:61歳
インタビュー時:65歳
事件当時、公務員(現在は引退)。既婚、2子あり(1人が死亡)。2005年、廃棄物•リサイクル工場で働いていた息子のマークが、労災事故で死亡。ショックと怒り。カウンセリング、催眠療法、および友人達の支援をうけた。

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語りの内容(テキストのみ)

何だか外国語でも話している気がします。他の人とは、こんな経験をしたことのない人たちとは、話なんか出来ませんよ。もう我慢ならないんです。ゴルフのクラブのこととか、船のクルーズのこととか、これがいくらだとか、電気料金がどうだとか話している人にはとてもいらいらするんです。こんなことは雑多な日常茶飯事でしょ、そんなことしか気にならないなんて。そんな人たちには同情や共感なんて持てないんです。

そうですね。分かります。

それに、そんな人たちは私の人生に何が起こっているかなんて知りたくもないのですからね。疎遠になるんですよ。そうやって友人もかなり失ったんです。

そうでしたか。

ええ。特にある人とは、マークのことについて電話で話をして以来、一言も話していません。彼女とはもうお互いに何の連絡も取らなくなりました。悲しいです。

どうしてそんな風になったと思われますか?

何て言うのか、一種の感染病みたいだと他の人は思うのだと思います。きっとどう対処していいのか分からないのかもしれませんね。それとか、私自身が違う人になってしまったと思うのかもしれないし。もちろんもう同じ自分ではないですけど。自信のようなものを持って再スタートして、社会も何もかもうまくいっている時に突然、平行した別の世界に出くわした感じです。そこでは正義もまかり通らなくって、いろいろな理由で自分の子供たちを亡くしているし、それに、皆職場で殺されているのです。大切なのは、毎日誰かが殺されているということを意識していることだと思うのです。それはたとえば、朝起きた時に、いま自分たちがしていることをどこかの誰かが今日は経験するんだろうと考えるみたいなことです。ですから、真の世界が現実には分かれているのです。こちらの世界では、誰もが頑張りながら新車を買うとか何とか話していて、同時に、こちら側の世界では、人間の生命や正義への基本的権利を求めるキャンペーンを行なっているのです。

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