プロフィール

インタビュー12

診断時:59歳
インタビュー時:61歳
1999年に乳がんの診断。乳房温存手術、化学療法、放射線療法、タモキシフェン投与。2000年に非浸潤性乳管がんの診断。再度乳房温存手術、化学療法、放射線療法、タモキシフェン投与。

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語りの内容(テキストのみ)

そして秋になって、初めてマンモグラフィを受けたの。丁度クリスマス前。そしたら、異常細胞と石灰化が見つかったわ。医者は生検を受けなければと言ったの。私はひどく落ち込んでしまった。
 前から、三週間半の休暇を取る予定だったので、その前に受けることにしたの。それで、12月22日に生検を受けて、とても痛かったわ、前にはそれほどでもなかったのに、どうしてでしょうね。休暇を終えて戻ってくると、もう一方のほうに前ガン状態の病変があると言われたの。とても小さいものだけど。
私は、打ちのめされたわ。今まで受けてきた抗ガン剤治療やタモキシフェンが信じられなくなったの。別のガンがそれをすり抜けてあらわれるなんて。まるで、最後のよりどころをなくしたみたいに感じたわ。医者に説明を求めると、こう言うの。「非常に成長のおそいガンで、今は前ガン状態にあって、転移によるものではなく原発性のガンです。体の中を伝わってきたものじゃないということです。もう一方の乳房に自然発生した別のガンで、ごく初期の小さなものです。(あなたは以前に浸潤性の乳がんになったわけだけれど)、もしそのような既往がなかったとしたら、今回のがんは摘出手術もしなかったでしょうし、もちろん放射線治療もきっと行っていなかったでしょうね。自然治癒したかもしれません。」

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