診断時:48歳
インタビュー時:62歳

1987年に乳がんの診断。乳房切除術、再建手術。

語りの内容(テキストのみ)

目覚めると、このあたり(胸を指して)から背中にかけて手術で縫った跡があるのはともかく、問題は激しい痛みを感じることでした。上半身を起こしていても、うつぶせになっても、仰向けになっても、いずれにしても痛いの。横向きには寝られるけど、身体が動いてしまう。ですから、痛みがこないように枕を抱えてただじっと動かずにいるようにしました。
手術が終わってみると、全てが終わったという、ある種の多幸感につつまれましたね。乳房は除去されて,そこには新しく再建されたおっぱいがあり、それはいままでにみたこともないものでしたけど、特に怖いというような感情はありませんでした。奇跡みたいな気がしましたね。
とにかく素晴らしいと思いましたよ。もともと私の乳房は小さいほうではなく、Dカップだったと思いますが、背中側から色んなものをもってきて、ずっと縫合して、ここに塊をつくってくれました。きれいに縫合してくれたおかげで私はこの辺まで開いているドレスやビキニの水着を着ることができるのです.
背中には傷跡があって、腕を持ち上げるとみえてしまうから憂鬱なんだけど、でもほんとに奇跡みたいだわ、違和感を感じないですもの。本物みたいに見えるっていうわけじゃないの。だって乳首はないのだから。でも、ブラでカバーしてしまえば、外から見た限りでは、その違いは一切分からないわ。
もちろん私にとっては,元通り完璧になれたって感じで、とても運が良かったのよ.喪失感はぜんぜんない、こんな素晴らしい新しい乳房が再建されたのですから。

私は: です。

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