乳房再建

乳房再建とは、乳房切除術(乳房の全摘出)後に、新しい乳房を形成し、乳房温存術(乳房の部分切除)後に、乳房の形を整える手術です。
乳房切除手術を受けた女性の半数近くが、最初の手術と同時に、または、手術後に再建手術を選択しています。乳房再建の目的は、できる得る限り、もう片方の生まれながらの乳房と釣り合う乳房を作ることです。
乳房再建は、乳房の形を作るために、胸を覆う皮膚や筋肉の下に挿入するインプラントを使用したり、或いは、身体の別の部位の皮膚や脂肪(時には筋肉)を使ったりして、行われます。一部の女性においては、この両方の技術を組み合わせて行います。外科医は、

乳房組織をどの程度まで切除したか、
手術予定部分の組織がどの程度健全か、
乳房部や胸壁に放射線治療を実施したか否か、
患者の健康状態と体格、
患者の個人的嗜好

を判断して、最も適した再建方法を提案します。

(自分の体の組織を使いおよび入れ墨により)新しい乳首を作ることができますが、それは、再建した乳房が最終形状に定着してから、別個の手術として行われることが多いです。乳房再建と同時に乳首を作ることも可能です。乳首再建を選択しない人もおり、貼り付けタイプの乳首が利用できます。

ここで、乳房再建の経験談を紹介します。
ある女性は、20年以上前に乳房再建をして、再建手術に満足していると語ります。

数名の女性が乳房切除と同時に再建手術を受け、うち一人は乳首の再建も考えていました。

ある女性は、合併症のために2回の再建手術をしたが、よくあることではないと言っています。

乳房温存術後に、部分的な再建をした女性もいます。
彼らは、病院スタッフから受けたケアや、友人・家族から受けた支援についても述べています。
手術後は、回復期間を設けてから、仕事や運転を再開するように助言する女性達もいます。
数名の女性は、まだ再建手術をしてはいませんが、乳房の再建を望む理由を述べています。
ある女性は、再建を考えてはいるが、まだ最終決断ができないと述べています。

2017年10月更新

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