インタビュー内容テキスト

そうですね……、とりあえずは一度話を聞いてほしいなって。ま、それはわたしが被検者の立場だったからって言うっていうこともありますが、今も自分のやっている仕事(臨床研究コーディネイター)の面からみてもそうなんですけども。とりあえず、一度は話を聞いてみてほしいなって。最初からもう話聞く前に、「えー、怖いです」っていう人もいらっしゃるんです、実際に。でも、それを決して否定するわけじゃないんですけども。とりあえずは、そういう話があったときに、一度そういう話を聞いてほしいなっていうふうに思います。

それは、その患者さんのニーズ。例えば、今回のわたしのように、もう、これしか方法がないんじゃないかっていうような治験っていうのは結構あるんですね。例えば、抗がん剤とか、もう、今、現状ある方法では、らちがあかないから新しい方法を試したい。例えば、もうすでに、その状況は変わっているんですが、数年前、7~8年前ぐらいかな、認知症の試験なんかでも、(当時認知症に)使える薬が一つしかなかったんですね。でも、その薬を使っていても、どんどん進行していく、病状が進行していくっていうようなときに「いや、こういう薬があるんですけど、やってみませんか」っていうようなお話があると、やっぱり、仮に、リスクも高い、その承認されていないからリスクも高いし、どうしようって思われるんですけど、結構、やっぱり患者さん、ご家族っていうのは、すごく、あの、これで、ひょっとしたらよくなるんじゃないかっていう期待を持って、ま、話を聞かれるっていうことがあると思います。

で……また、あの、例えば、もうすでに治療薬があって、まあ、今の治療とほんと変わらない。ちょっといいことがある。例えば、注射だったのが目薬になるとかね。ちょっとだけいいことがあるんだけど、でも、「わざわざこれに入らなくても、今の薬でいいやん」っていうようなケースの試験もありますし。……うーん、その、得られる効果と、その、リスクを、こう、天秤にかけたときに、メリットもあんまりないんだけど、デメリットもあんまりないようなものっていうのもありますし。

メリットもあるんだけど、デメリットもすごくある、そのリスクもあるっていうような試験もあるので、でも、とりあえず、一度話を聞いてみていただけたらなっていうことを思います。うーん。で、まあ、ご自分で話を聞いてみていただいて、断っていただくっていう、ま、受けていただくっていうところの判断をしていただけたら。とりあえずは、その門、最初の扉をぴしゃっと閉じないで、とりあえずは聞いてみてほしいっていうふうに思います。

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