診断時:55歳
インタビュー時:56歳

1999年に診断を受け、同年前立腺切除

語りの内容

術後9ヶ月経過した現在、勃起不全の症状がありますが、症状は以前と変わりません。定量のバイアグラを服用していますが、全く変化がありません。勃起もしなければ、頭痛も火照り(ホットフラッシュ)もありません。

――開業医に簡単に処方してもらえましたか?

はい、私の経過を説明したところ、問題なく処方してもらえました。

――バイアグラを出してほしいけど、言えないと言うひともいましたが..

いいえ、まったく問題ありませんでした。最初に診断してもらった医師ではないのですが、同じ[病院]にいる医師に行き、どういう手術を受けたか、勃起不全の症状があると説明しました。彼は私のカルテを見て、「確かにこの手術を受けたのであれば、まずバイアグラを使ってみたらいいでしょう」と言われました。さらに量を増やしてもいいのかと思いますが、今のところ変化がないので、それ以上言いませんでした。気楽に考えていますが、正常な状態に戻れるに越したことはありません。勃起しないのにもかかわらず、何か感覚があるのは不思議です。性的刺激に対しての性欲等は同じなのですが、ただ勃起が起こらないのです。勃起していないのに、射精しそうな気がすることもあって、非常に不思議な感覚があります。この事態は残念ですが、悲劇ではありません。私の場合、バイアグラは効かないようだと最近、医師に報告しました。もう一つMUSEという治療法を処方されました。MUSEが何の略かはわかりません。小さいアダプターでこの薬をペニスに挿入する気にはどうしてもなれないので、今だにまだ使っていません。(笑い)冷蔵庫に入ったままです。

――それ(MUSE)は初耳ですね。

そんなことをしようと考えただけでますます勃起しにくくなるでしょう。非常に不快な思いをするであろうと予想されるので、MUSEを使うくらいなら何にもしないでおこうと思います。その薬をペニスに挿入すると、あまり時間が経過せずに、勃起が起きるそうです。とにかくそれを使うことを考えるだけで不快になるので、まだ使うところまで至っていません。トライはしてみましたが。

私は: です。

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