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前立腺がんの語り

インタビュー49

診断時:68歳
インタビュー時:70歳(2009年3月)

中国地方在住で、妻と2人暮らし。近隣に娘夫婦が住んでいる。2006年、市の健診でPSA値が4を超えていて、近隣の総合病院にかかり、がんと診断を受けた。この病院で治療を受けることはできなかったので、インターネットで情報を集め病院を探し、2007年2月、県内の総合病院で全摘除術を受けた。グリーソン・スコアは9と悪性度が高かった。現在はPSA値も安定していて、3ヵ月に1回の通院で経過を見ている。

前立腺がんの語り

インタビュー46

診断時:65歳
インタビュー時:69歳(2009年2月)

首都圏在住。免疫細胞療法を行っている医療法人社団の理事。2004年秋に受けたPSA検査の値が13.1で、大学病院で生検を受けたところグリーソン・スコア3+4の前立腺がんが判明。重粒子線治療を受けることを前提にホルモン療法と免疫細胞療法を開始。2005年9月から5週間入院して重粒子線治療を受け、退院後も免疫細胞療法を受けた。それから3年以上経つが、今のところPSA値は0.35前後で安定している。

前立腺がんの語り

インタビュー44

診断時:62歳
インタビュー時:63歳(2009年1月)

東北地方在住で、妻と2人暮らし。健康意識が高く、2007年、人間ドックでPSA値が前年比で2倍になっているのを見て異常を感じ、インターネットで調べて、再検査の通知が届く前に自主的に近隣の県立病院を受診、グリーソン・スコア7の前立腺がんと診断された。希望して全摘除術を受けた。経過は良好だが、再発の危険性を考え、半年に1回通院のところを3ヵ月に1回にしてもらっている。すでに自立した子どもが2人いる。

前立腺がんの語り

インタビュー41

診断時:63歳
インタビュー時:71歳(2008年12月)

近畿地方在住で、妻と母の3人暮らし。2000年、妻に勧められて受診した人間ドックで大腸がんと前立腺がんが同時に見つかった。大腸がんの術後3ヵ月で前立腺全摘除術を受けた。2004年7月、リンパ浮腫を発症。病院では情報が得られず、リンパ浮腫と分かるまで、非常につらい思いをした。子どもや親戚がインターネットを通じて、リンパ浮腫の患者会を探してくれ、そこでたくさんのアドバイスをもらい、とても救われた。

前立腺がんの語り

インタビュー40

診断時:67歳
インタビュー時:74歳(2008年12月)

首都圏在住。結核、肺がん、胃がんの経験あり。60歳から頻尿があったが、夜のトイレの回数が増えたので、がんセンター受診。2000年2月PSA値6.38で1年経過を見て、2001年3月に生検で前立腺がんが確定して手術を予約。その後HIFU(高密度焦点式超音波療法)を知り、9月に転院して治療を受けた。翌年1月PSA値が再上昇したため、2度目のHIFUを実施。その後はPSA値も安定していてQOLも良好。

前立腺がんの語り

インタビュー38

診断時:64歳
インタビュー時:71歳(2008年11月)

東海地方在住で、妻と2人暮らし。2001年2月に腰椎と頚椎を含む全身に転移した前立腺がんと診断された。ホルモン療法と転移部への放射線療法を受けるが、体力の低下から中断。疼痛緩和の治療も受けた。退院1年半後、普通の生活ができるまで回復。現在は服薬と注射によるホルモン療法で、3ヵ月に1回通院。窯業関係の職人として働いているが無理のない範囲で行い、絵描きなどの趣味を楽しんでいる。自立した息子と娘がいる。

前立腺がんの語り

インタビュー36

診断時:62歳
インタビュー時:69歳(2008年11月)

北海道在住で、妻と2人暮らし。会社代表として現役で働いている。1998年、がんセンターにPSA検査を自主的に受けにいき、値が高かったので泌尿器科を受診、生検を受けたががんは発見されず肥大と言われた。2000年から2回TUR-P(経尿道的前立腺切除術)を受けたが改善せず、転院を決意。近隣の大学病院で診断され2001年に全摘除術を受けた。術後、値が上昇し始め放射線療法を受け、今はホルモン療法で加療中。

前立腺がんの語り

インタビュー34

診断時:61歳
インタビュー時:61歳(2008年10月)

オーストラリア企業に勤務する会社員で、診断を受けたときは、移住した直後だった。現地での治療も考えたが、やはり日本で治療を受ける方が精神的な癒しは得られると考え、一時帰国を決意。現在は近畿地方にある自宅で、妻と2人で暮らしている。自分にとって信頼できる医師に出会い、2008年10月に内視鏡下前立腺全摘除術(リンパ節郭清)を受けた。インタビューは手術19日後に行われた。すでに自立した息子と娘がいる。

前立腺がんの語り

インタビュー33

診断時:64歳
インタビュー時:71歳(2008年10月)

診断を受けたときには、近畿地方在住で、妻と2人暮らし。診断直後からホルモン療法を受け、開腹による全摘除術を受けたが、すでにリンパ節に転移しており、手術は失敗したと告げられた。その後、リニアックによる放射線療法を受け、ホルモン療法を続けていたが、ある時、ホルモン薬はあと3年ぐらいしか効かないと言われ、ショックを受けて4年通った病院から転院。その後、ホルモン注射を続ける煩わしさから、除睾術を受けた。

前立腺がんの語り

インタビュー30

診断時:62歳
インタビュー時:71歳(2008年10月)

首都圏在住で妻と子どもとの4人暮らし。別の病気を疑って受診したがんセンターで、軽い気持ちで受けたPSA検査の値が高く、定期的に通院。4年後がんが発見された。高線量率組織内照射を受けるが再発。渡米して冷凍療法を受けた。それから4年が経過した今、徐々にPSA値が上がり始め、次をどうするか考えている。統合医療の医師にもかかり、免疫力を高めることを意識して代替療法を取り入れ、趣味のダンスを楽しんでいる。