男性の肩から上

理工系インタビュー10

インタビュー時年齢:30歳(2020年12月)
障害の内容:視覚障害(弱視)
学校と専攻:大学・工学部(2012年度入学)、大学院・都市交通工学(2014年度入学)

首都圏在住の男性。先天性の網膜疾患で右目は視力ゼロ、左目は0.07程度。小・中学校時代は普通学級で学び、将来的にバリアフリーに関する仕事に就きたいと考え、工業高等専門学校に進学。さらに編入試験を受けて大学に進んで土木工学を学び、大学院で修士号を取得した。就職ではIT系企業の総合職として採用され、現在はITを使って誰にでも住みやすいまちを作る仕事に従事している。

男性の肩から上

理工系インタビュー03

インタビュー時年齢:43歳(2020年8月)
障害の内容:視覚障害(弱視)
学校と専攻:大学・理学部(1996年度入学)、大学院・生命科学(1999年度入学)

中国地方在住の男性。大学院で生命科学の研究をしていた22歳の時に網膜色素変性症の診断を受けた。顕微鏡を使う研究だったが、当時は視野がある程度残っていたので、そのまま研究を続け博士号を取得。アメリカの大学で6年間の研究生活を経て帰国。民間企業の障害者枠で就職を目指すも自分に合った仕事が見つからず、工業高等専門学校の人員募集に一般枠で応募して教職についた。現在は学生の目を借りながら顕微鏡を使った研究を続けている。

視覚障害の男性の上半身

理工系インタビュー02

インタビュー時年齢:53歳(2020年2月)
障害の内容:視覚障害(光覚あり)
学校と専攻:大学・理学部(1989年度入学)、大学院・自然科学研究科(1993年度入学)

関東地方在住の男性。1歳8か月の時に麻疹により失明。北海道の盲学校に中学部まで在籍した後、東京に出て国立の盲学校高等部に進学した。専攻科で鍼灸師の資格を取得した後、大学に入り数学を専攻して1998年に博士号を取得した。大学教員になったが、非常勤や特任契約での採用ばかりで、現在勤務する大学で初めて常勤職を得たのは50歳のときだった。

インタビュー36

インタビュー時年齢:39歳(2021年8月)
障害の内容:重複障害(視覚障害、肢体不自由、言語障害、咀嚼・嚥下障害)
学校と専攻:大学・総合人間学部(2004年度入学)、博士課程(2018年度修了)

関東地方在住の男性。14歳で医療事故のために重度の重複障害を持ち、母親と「あ・か・さ・た・な」話法でコミュニケーションをとり始めた。養護学校を卒業後、4年の準備を経て大学に進学し、大学では友人に介助をしてもらうサークルを立ち上げて学生生活を送った。その後一人暮らしを始め、大学院の博士課程を修了して、現在は研究をしながら重度障害者支援のための事業所を運営している。

インタビュー33

インタビュー時年齢:42歳(2019年10月)
障害の内容:重複障害(視覚障害(全盲)、上下肢の肢体不自由、てんかん、発話障害)
学校と専攻:大学・社会福祉系

九州地方在住の女性。未熟児で生まれ、視覚と下肢の肢体障害、てんかんがあった。また出生時から呼吸器が弱く声が出にくく、20歳頃からは発話はパソコンで行っている。高校までは視覚の特別支援学校で学び、大学は通信制に入学し、社会福祉を学んで社会福祉士の受験資格を取得した。卒業までの期間は15年ほど。32歳頃に先天性股関節不全症があることが分かり、現在は電動車椅子を使用している。

インタビュー24

インタビュー時年齢:34歳(2019年7月)
障害の内容:視覚障害(全盲)
学校と専攻:大学・社会福祉(2003年度入学)

中部地方在住の男性。生まれつき弱視で、小学校は普通学校に入学し、10歳で全盲になったため、5年生で盲学校へ転校。その後、高校卒業まで盲学校で過ごした。大学は福祉系に進学し、実習等を経て社会福祉士の資格を取得した。小6の時に出会って続けてきた和太鼓を仕事にする傍ら、社会福祉士の資格を活かして講演活動を行っている。

インタビュー17

インタビュー時年齢:47歳(2019年5月)
障害の内容:視覚障害(全盲)
学校と専攻:大学・社会学部(2016年度編入学)、大学院(2019年度入学)

首都圏在住の男性。小学校入学時は普通学校だったが、4年生から特別支援学校で過ごした。高校卒業後はあんま・はり・灸の3つの資格を取り、医療機関で働いた。その後思うところがあり、視覚障害者に関する障害福祉の研究をしたいと思って、大学に編入学し、現在は大学院に通っている。幼少のころからずっと音楽に親しみ、一時はプロを目指したこともある。現在は、一人暮らしをしている。

インタビュー15

インタビュー時年齢:49歳(2019年4月)
障害の内容:視覚障害(全盲)
学校と専攻:大学・社会学部(1991年度入学)、大学院(1995年度入学)

関東地方在住の女性。小学校2年生まで普通学校に通い、その後中3まで盲学校。高校は普通学校に進学した。大学で一人暮らしを始め、盲導犬と一緒に暮らし始めた。大学院の時に、全盲学生で初めて東京都立の一般の高校で初めて教育実習を受けた。自分の母校の高校での実習はとても大変だったが、かけがえのない時間となった。現在は、全国的な当事者ネットワークである「全国障害学生支援センター」の事務局長をしている。

インタビュー08

インタビュー時年齢:30歳(2019年2月)
障害の内容:視覚障害(弱視・色盲)
学校と専攻:大学・外国語学部(2007年度入学)

関西地方出身の女性。先天性の弱視で、色盲がある。小学校は普通学校で学んだが、中高は、盲学校に通った。中高ごろからとても興味があった英語を学びたいと思い、外国語学部に進学した。3年生の海外実習では困ることがあったが、周囲にサポートされて充実した時間を過ごせた。現在は、一般企業で働いている。

インタビュー07

インタビュー時年齢:27歳(2019年2月)
障害の内容:重複障害(盲ろう)

学校と専攻:大学:社会福祉学(2011年度入学)、大学院:情報アクセシビリティ(2017年度入学)
関東地方在住の男性。大学入学前は、盲学校、ろう学校等で学んだ。点字や触手話を使う。将来、盲ろう者の役に立つ仕事がしたいと思い、社会福祉を学ぶために大学に入学して、6年かけて卒業した。大学で健常者の人と一緒に学んだことで、大きく世界が広がった。卒業後は、情報アクセシビリティを学ぶために大学院に進学し、現在は寮生活を送っている。