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インタビュー時年齢:31歳(2019年6月)
障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)・言語障害
学校と専攻:教養学部(2009年度入学)

首都圏在住の男性。脳性麻痺による肢体不自由で、言語障害がある。介助用車椅子で生活している。子どもの頃は、九州地方で育った。小中は普通学校。高校が通信制で、そこで自分の時間が持てたことが新鮮だったので、大学も通信制を選び、人文学を専攻した。大学では芸術系の科目がとても面白かった。趣味の映画やライブに行くためにヘルパーを探し、そのことがきっかけで、現在は24時間のヘルパーを付けて一人暮らしをしている。

語りの内容

――一人暮らしをする準備をする過程で、ご自身が障害を持っている人たちと初めて深く関わったっていうことだったんですが、関わってみて実際そのことはご自身にとってどんな意味があったんでしょうか。どんなことを思われたんですか。

それまでは…、例えば学校とかで、何かにチャレンジする以上。まあ絶対、負けてはいけないとか。うーん…、変な意地があったんで。もちろん、それはあったから、こんなに頑張ってこれたっていうのはあるんです。けど、同時に、自分っていうのをあんまり見つめる時間がなかったなと。
だから、何かうまくいかないとき、みんなに、付いていけないときは、自分は駄目なんだって、自分はもっと頑張んなきゃいけないんだっていう、そっちに頭がいってた。
でも、障害がある方々と出会えて、その人、その人にいろんな、頑張り方、いろんな、自分…、いろんな自分らしさっていうのがあるんだっていうのに気付きました。何ができて、自分が何ができて、何ができないかっていうのをしっかり見つめ直す機会にはなったと思います。

私は: です。

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