インタビュー23

インタビュー時:72歳(2016年4月)、疼痛期間:3年半、診断名:開胸術後疼痛症候群
首都圏在住の女性。娘と息子は自立しており、1人暮らし。2012年秋、心臓弁膜症で開胸手術を受けたが、術後,縦隔洞炎を合併した。再開胸し,膿を出し、一週間後に傷を閉じた。以後、胸に鉛が入ったような硬くて重たい痛みが続いている。2年たって知人の紹介でペインクリニック科を受診し内服薬や神経ブロック、レーザー療法を試したが、効果なかった。今も痛みが続いているが,痛みに対する治療はせず,睡眠薬だけもらっている。生活を工夫し積極的に気分転換しながら日々を過ごしている。※急性縦隔洞炎:縦隔(じゅうかく)とは、胸部の左右肺と胸椎、胸骨に囲まれた部分を指します。急性縦隔洞炎は心臓や大血管などの手術後の合併症の一つです。

インタビュー18

インタビュー時:75歳(2015年8月)、疼痛期間10年、診断名:原発性シェーグレン症候群。

北海道在住の女性。夫は単身赴任中のため一人暮らしだが、息子家族が近所に住んでいる。疼痛期間10年。診断名:原発性シェーグレン症候群。60代半ばから、両足のふくらはぎから足先にかけて痛みと痺れを感じるようになった。数カ所の病院を受診し,飲み薬や湿布薬、テーピングなどで対処したが、痛みは変わらず、苦しい時期を過ごした。5年前にシェーグレン症候と診断されて,気持ちが切り替わり、飲み薬の量をコントロールして,痛みに対応できるようになった。

インタビュー15

インタビュー時:75歳(2015年7月),疼痛期間:6年 診断名:視床痛 腰痛
関東地方在住の女性。2009年、脳出血発症。右半身に麻痺が残ったが、杖を使って歩けるまでに回復した。退院後、右半身の痛みが出現し、視床痛(*)と診断された。以前より薬に抵抗感があり、鎮痛薬はなるべく使用せず、仕事や楽しみをみつけ、気を紛らせながら4年間すごした。2013年、交通事故と2度の転倒により左手、第1腰椎、左大腿骨を骨折し、8か月入院した。退院後は訪問リハビリテーションのサービスを利用しながら生活している。

*脳の中の視床と呼ばれる部位の血管障害で発生する半身の痛み

インタビュー02

インタビュー時:80歳(2014年11月)、疼痛期間:約16年、診断名:関節リウマチ
首都圏在住の女性。1998年頃に腕の痛みを感じ、五十肩と診断され処方された痛み止めを用いるようになる。数ヶ月後には手の腫れも現れた。2001年に別の医療機関で関節リウマチと診断される。その後は飲み薬を用いながら毎月大学病院に通っている。2002年の大晦日には脳出血で入院し、リハビリして、回復した。俳句などの趣味も楽しんでいる。