インタビュー内容テキスト

それから、2010年の夏ですから、診断まで1年半ですか、その間に、やはりというか、その変化がありまして、すごく、こう、怒りっぽくなったんですね。うーん、感情が、こう、…あふれかえってきて、もう、ぎゃあっと声を出したり、あと、物にあたったり、……こういう、机と椅子とか壁とか、そういうところにも手を打ちつけて怒ったり、そういう時期がずうっと続いて。で、あまり、小まめに自分の感情を表現する、表現して発散するタイプじゃ、若いころからなかったものですから、わたしとしては、ちょっとためこんで、ちょっとヒステリックになって、そういうふうになることが若いころからあったもんですから。まあ、やっぱり、それもその延長線上で、年をとって、そういうふうになっているみたいな、感情が抑えられなくなって、あのー、極端なかたちで出ているだけなんだって。それでも、1年半ぐらい思っていたんです。……。
そうしましたら、えーと、…去年ですね、去年の、夏か秋か、これも、そのころですね、ですから、姉が、予約(注:一度専門医の予約を取ったがキャンセルしている)をとってくれたときから1年ぐらいしたときなんですけれども、やっぱり感情的に怒ったことがあって、そのとき、わたしが母に対して背中を向けているときに、背中から殴りかかってきたんです。で、わたしは、とってもそのとき驚いて、「人が背中を向けているときに、殴りかかってくるなんて、なにごと?!」って言って、母の両腕をこう正面からつかんで、目を見てもうすごく怒ったんですよ。そうしたら、母の、こう、何か、うーん、言い知れぬ感情を、こう…抑えて黙ってしまっているというか、…黙って、わたしのことを、こう、一生懸命見ている、わたしの目を一生懸命見ているんだけれども、自分の中にある感情を、とても言葉では説明できないっていうような感じの顔で、にらみつけるというか、すごい表情というより、形相ですね、形相で、人を、こう、…見つめたまま黙ってしまったんですね。
そのことが、わたしの中で、ちょっと…ずうっと気になってまして。やっぱり、おかしいんじゃないかって。で、姉と会ったときに、「いやあ、こういうことがあった」って言ったら、姉が、「やっぱり、わたしはそれはおかしいと思う」って「一度ね、専門家の方に、認知症の専門家の方に診てもらうべきだ」っていうことを、強く言いまして、わたしも、それに説得されて、「じゃ、…やっぱり、予約をお願いね」ってことで。

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