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インタビュー時:74歳(2019年10月)
診断時:33歳
診断名:房室ブロック、心不全
首都圏に妻と2人暮らし。
33歳の頃、毛布1枚が重たく感じてこれは普通ではないと思い、受診。
脈が欠落しており、大学病院で心臓ペースメーカ植込みをしたが、約10年間ペースメーカ感染を繰り返し苦労した。
徐々にむくみや息切れがみられるようになった。
現在は抗凝固薬、利尿薬、抗菌薬などを服用し、塩分を控え、毎日運動し、風邪をひかないよう気をつけている。
定年退職後、患者会活動が生き甲斐となっている。
語りの内容
僕、あと…、極力散歩して、運動するように心掛けないと駄目なんですね。
特に、まあ歩くのが一番いいでしょうけどね、ええ。血液の循環がどうしても滞ってますから、歩いて少し血液をこう循環させないと、こう血液が、濃くなってしまう。
そうすると、まあ脳梗塞とか、いろんな余病が出てきますから、できるだけ水を飲んで、散歩して、うん、軽い運動して血液の循環を良くするということを心掛けていかないと、ちょっとまずいかなっていうふうに思いますね。
まあ、それなりに皆さん何かやって、運動はしていると思うんですね、皆さんね…。
特に心臓が悪いからっつっていっぱいいますよ。手をね、上へ上げない*とかね…。そういった人がいて、筋肉が固まっちゃって腕が上がんなくなっちゃうというようなこともありますし。
ですから、そういうことにならないように適度に運動してもらうっていうことが必要ですね…。
まあ、僕なんかは極力時間があるとき、1時間とか、1時間半散歩をするように心掛けてますね。
ーーやっぱり散歩すると調子がいいですか?
散歩すると調子がいいですね。ええ…。僕らは、もう顕著ですよ。
循環が悪いから腰が冷えてきたりね、何かするんですけど、散歩したり何かするとこう…、そんなに腰が冷えたり何かはしなくなりますしね。やっぱりしない日と、した日では違う……。
*ペースぺーカー植え込み術後は一定期間、リードが心臓内で固定されるまでは腕を上げて大きく動かすような運動は避ける必要があります。
インタビュー10体験談一覧
- 自分がペースメーカを入れたときには「入れなきゃ駄目だよ。だけど大丈夫かはやってみないとわからない」と言われ不安になった
- 本当にコミュニケーションがとれた医師は2人だけ、患者会にたずさわる前は医師との関係は上下関係だった
- ペースメーカを入れた当初、会社の同僚から近寄りたくないという雰囲気を感じたが、付き合い方がわからず怖かったのだろう
- 塩分を摂るとむくむので、すし屋では醤油を使わず、塩をつけないマイおにぎりを持参するなど工夫している
- 適度な運動は血液の循環を良くして身体をほぐす。血液が滞るのを防ぐためにも、極力散歩を心がけている
- 障害認定を受けることには、初め抵抗があった。障害者というと一般からかけ離れた見方をされる場合もあった
- ペースメーカを入れると以前は障害認定は1級だったが、今は3級や4級もあり、ぎくしゃくするので等級は言わない
- 合併症があるので、2か月半に1回受診している。臨床工学技士もペースメーカのチェックをしてくれるので安心だ
- ぺースメーカ植込み後、ちょっとした傷も感染の原因になり、何度も繰り返して大変だった。感染すると空気の動きだけでも痛い
- 病気を知らない人から「機械人間」「ロボットだ」と悪口を言われたことがある。事実だから仕方ないがすごくきつい言葉だ
- ぺースメーカを入れている同志として距離がぐっと近くなる。社会参加につながっていくし、長生きの証しになると思う
- 利尿剤を飲むとまもなくトイレに行きたくなるので、生活に合わせて飲むタイミングを調節している
- 血液サラサラにする薬を飲んでいると、ちょっとぶつけたことであざができてしまう。歯の治療の時も感染予防にも注意している
- 出かけるときは、必ず少し余分に薬を携帯する。災害に備えて、いつも多めの薬をストックするようにしている


