診断時:56歳
インタビュー時:57歳

2000年に診断を受け、監視的待機を選択

語りの内容

私は前立腺がんに関する研究や治療法の進行状況が書かれた論文等を読んで、何が前立腺がんのプロ学会の中で知られているかを西洋医学の範囲で知りました。そして私は当面の監視的待機を決断したのです。これは、実のところ医師たちが異なった治療方法のそれぞれの成果が、患者にとっての全体的な満足度と結果という意味で、どう優れているかわかっていない、という科学的なエビデンスに基づいています。前に言ったような勃起不全や排尿困難、それに治療法によっては腸の機能不全も誘発しますが、これらの副作用でもってがん除去の可能性を探るということです。さらに治療法の違いによるがん除去の成功率は完全には明らかにはなっていません。一つ例を出しましょう。アメリカのある外科医は自分の手術した患者の30%の人は手術を受けない方が良かったと知ったと明らかに述べています。言い換えると、手術が成功すると思われる患者を慎重に選んだ場合でも、結果的には、その30%の症例は手術しない方がよかっただろうと実感したということです。さらに言い換えると、副作用ががんそのものよりももっと重大で、必ずしもがんを除去しようというインパクトを与えないのです。

私は: です。

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