2006年の初めに、どうも夜中におしっこに起きるようになったと。夜間頻尿の傾向が始まったというわけなんですね。それで、あ、これは困ったということで、まあ、血圧が少し高いということで近くの病院の内科にかかっていましたので、その内科の先生に相談しました。そうしましたら、ハルナールを処方してくれたわけです。で、これが非常によく効く薬だからこれ飲んでくださいということだったんですね。で、それをずっと飲んでいました。そうしましたら、約1年経ったらですね、2007年の初めごろです。効かなくなってきたんですね。
で、飲んでるのに、それが効かないというのは、非常にいい薬なんで、それはちょっとおかしいねということで、少し検査をしてみましょうというようなことになって、まあ一通り泌尿器科のいろんな検査をしてみたわけですね。で、直腸診をしてみたら、少し硬いと。で、そこの病院の泌尿器科の外来は、30代後半の男性の先生が3人で回してるところなんですけれども、その中で非常にベテランの先生が、ちょっとおかしいと。で、専門医として診たときに、単なる前立腺肥大じゃないかもしれないということがあるので、もう少し先の検査をしてみませんかというお勧めをいただいたわけですね。
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たまたま、私、ランニングというのも趣味でやってるんですけれどもね。伴走と言いまして、ブラインドランナーさん手をつないでずっとこう走ったりすることが、よくあったんですけれども。まあそのときにですね、直接一番困るというのが、私がガイド役なんですけれどもね、途中でよく、結構頻繁にトイレに行きたくなるわけなんですよ。小用のほうなんですけれども。それが非常にブラインドランナーさんにご迷惑をおかけすると。まあ自分1人だったらね、多分…うーん、もっと我慢していただろうと思うんですけれども、そういうこともありましたのでね、思い切って一度泌尿器科で診ていただいたほうがいいだろう、ということで泌尿器科を受診させてもらったんです。まあ、自分の感じとしましては恐らく、前立腺肥大だろうと思っておりました。
竹切りの仕事で、アルバイトで行きよったでした。その時点で、ちょっとおかしいなということが出まして。あの…トイレ、昼飯(ちゅうはん)になったけんって、お弁当を食べたらかなあとか言っちょったら、急にトイレがしたくなって。ほれで、トイレする。チョボっと出て、すとーんと痛みがくる。チョボっと出て、すとーんと痛みが3回きて。
うーんとね、もう、どうっつうですかね…もうしゃがんで動かんような状態。もう、それが1秒間に、秒ぐらいで、トーントーンとこう、今の…どうっつってですか、しょんべんの管を針でつつくような痛みが、トーントーンと来よったですた。それで、こりゃおかしいなと思いましてね。それがまあ、最初のあれでした、始まりでした。
(平成)19年に検査受けたんやから、その前に、2~3年前かな、血尿がちょっと出よったんですわ。小をやる前に、出だしに。おかしいわあ言うて、もうその時は、もう放ったらかしといたんやな。うん、なんも構わんで。んで、あんまり続くもんやから、結局それはもう、19年の前…18年…17年ごろからかな。そいで(平成)17年18年は放ったらかしといて。だけど、あんまりその、しょっちゅうやないんですけどね。ときたま出るもんやから、結局(平成)18年は放ったらかしといて、さっき言うたように(平成)19年の検査のときに、1400円出して血液検査が出来ますからねえ、今は。(検査)やったら、もうほんの、その小さながんが、どうかしたら見落とすようながんがあるて、はっきり言われました、医者から。
で、たまたま、体調的に何ちゅうことはないし、今にして思えば、それこそ夜中「へその下が何か痛(いて)えな」。こらもう、ちょっと尾籠(びろう)の話ですが、ほら、お酒飲みすぎて下痢したりなんかするときのね、下腹がしぶる、しぶり腹のような感じが、自覚症状としては何となくそんなんがあったような気がするんですが。まあ、そういうことで、たまたまずっと…(PSA検査を受けるのを)たまたま忘れてきとった。「まあいいや、いいや」ちゅうようなもん。で、そのうち体の調子がやっぱりね、若い人と酒飲んで帰るときに、駅のトイレにもう間に合わんぐらい。途中のやぶに飛び込んで、おしっこしたりね。そんなんが、それこそ向こうにまた行く前ですから、2年ぐらい前か。もう、一応数値がそれこそ上がっとったときでしょうけども、それはありましたね。
今年の3月に、私は第2の人生を送るためにオーストラリアへ行きました。で、オーストラリアへ行きますと、皆さまが歓迎をしてくれまして、やはりいろんなものを食べ、お酒も飲みました。で、その加減だろうと思いますが、ちょっと排尿に違和感を覚えましたので、オーストラリアのGP…家庭医のところへ行きますと、血液検査を取ってくれました。
その感覚(違和感)は、何か尿道からおしっこが出るときに、こう(尿道が)燃えたような感じを…感じました。で、別にそのまま放置しとけば、それはそれなりに治ったと思いますが、なぜかしら、やっぱり海外で一人なもんですから、家庭医を訪問して、まあ薬で飲んで、治療しておくほうがいいだろうと私は私自身で考えて、医者へ行ったのが最初のきっかけであります。
尿がね、まあ二日酔いなんかしたときなんか特にね、残尿感っていうか、ちょろちょろっとね、前は頻繁じゃなかったけど、あったぐらいのもんですよ。
ちょろちょろちょろちょろっていう感じですよね。長いし、切れ味がないし、ばーっとまあ出てね、ぱっと切れ味よく終われば、すっきりするっていう感じあるじゃないですか。でも、いつもいつもそうではないんですよ。まあさっきも言ったように、その無理したとか、疲れたとか、つらいとかというときに、やっぱり特になりますね、そういう症状は。まあやむを得ないかくらいで、誰でもあるだろうみたいな感じでしたよ。とりたてて、そのことで苦しんだっていうことはなかったですよ。うん、その尿に関してはね。
それで、まあ、いろいろ知識を集めて情報を集めてみると、たくさんある処置の仕方の中で、ちょうどね、孫が生まれる、まもなく生まれるというときだったんですよ。それで、放射線を埋め込むというのは、妊婦さんに近づくなとかですね、小さい子どもを抱くなとか、それがありましたもんですからね。それはもうそれだから除外したんです、はい。
最初の孫ですからね、はい。それを抱くなと言われたらね、やっぱりちょっと考えますよね、はい。
――お孫さんとの時間を大事にしたいと。
はい、そうです、そうです。そういうことです。
――もしお孫さんが、そのときに誕生されてなかったら、小線源療法は?
選んだかもしれませんね。はい。
――それは、やはり大きい。
はい、大きいと思います。