※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。

インタビュー時年齢:28歳(2019年9月)
障害の内容:精神障害(反復性うつ病)、発達障害(自閉症スペクトラム障害)
学校と専攻:大学・法学部(2010年度入学)

関東地方在住の女性。高校の時から、秋冬になると気分が落ち込む症状があった。大学入学後は秋になると大学に行けなくなり、2年生でカウンセリングを受け始めた。3年秋冬の就職活動がうまくいかず、その後大学院在学中に、春夏と秋冬で気分に波が出る「反復性うつ病」と、発達障害の「自閉症スペクトラム障害」と診断された。現在は社会人1年目で、一般企業の障害者雇用枠で働いている。

語りの内容

――2年生になってからとか、少しちょっと自分で手を抜けるようになって、それでもやっぱり秋とか冬には、気分が落ちてしまうなっていうときとかも、特に親御さんにはやっぱり何も言わなかったんでしょうか。

何も言わなかったですね。はい。

――それはこう、どんな思いから、親御さんにはちょっと黙っていようって思われていらしたんですか。

うーん。まあ、言ったらすごく心配してしまうから、あんまりこう心配かけないようにっていうのもあったし、何かこう…、あまりこうできない自分を見せたくないっていう思いもありました。

――分かりました。
親御さんからは、何かその「どうしているの?」とか、そういう連絡とかは、こうあったんですか?

時々ありましたけど、何か適当にごまかして、まあやっているよ、うまくやっているよっていうふうに、伝えてたと思います。

――休学を挟んだり、医療機関にかかったりっていうことは、ご家族の方とかには相談をされたりとかはされていらしたんですか?

休学は、もう休学する申請書を出してしまってから事後報告で、私、休学するんでっていうふうに伝えました。医療機関は、通っているっていうことは言ってなかったですね……。そうですね。その後に、大学院に進んでから言ったのかな…。っていうぐらいで、学部のときは言ってなかったですね。

――分かりました。医療機関のことは言っていなかったけど、休学をするときに休学するんでっていうふうに伝えたときに、親御さんはどんな感じの反応をされたんですか。

何て言われたかな…。「体調が悪いんなら、実家のほうに戻ってきたらいいんじゃないか」とか…、やっぱりちょっと心配はしてましたね。
ただ休学中も、実家のほうには帰らず、東京にずっと残っていましたね。あんまり何だろう、ちょっと親と顔合わせたくないみたいな思いはありました。

私は: です。

(アンケート結果の扱いについては個人情報の取り扱いについてをご覧ください。)

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧