プロフィール

インタビュー10

診断時:24歳
インタビュー時:27歳
1998年に乳がんの診断。乳房温存手術、化学療法、放射線療法。

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語りの内容(テキストのみ)

 でも放射線治療を受ける時は、この恐ろしい機械みたいなものに入らないといけません。
 私はその中に横たわって、そうですね、ちょっとはだけた状態になるんですが、それで全員が部屋を出て行き、自分だけが残されるんです。体を行ったり来たりするレーザーがあるだけの、真っ暗なところに。
 ええ、ものすごく変な気分になるから本当にぞっとしますよ。だって傍には誰もいないんですよ。横に座って「大丈夫ですよ」って言ってくれるような人もいないんですから。
 いつも違和感がありました。皆はどこにいるんだって。こんな風に思いました。「皆がどうして部屋から出ていくのかは分かってるわ。だけど他のみんなは部屋の外に出て、閉まったドアの向こう側にいないといけないようなことなんだったら、私だけここに居てこのレーザーを体に受けないといけないなんて、どうしたって私にとって『いいこと』だなんて思えないんだけど」って。
 それに、私の身体のあちこちを引っ張ったり押したりで、まるで自分が一切れの肉になったような気分になるんです。治療のためとは分かっているけど、あの人達もひょっとしたらこれを一日中やっていて、イライラしているのかもしれない。でもやっぱり一切れの肉になったような気分になるんです。それに…そうですね、たぶん彼らが何もしゃべらないからかもしれません。化学療法の看護師みたいに、話しかけてきたりしないからでしょう。それが私にはあまりに人間味がないように感じられたんです。あんまりサポートされていないように感じてしまったのは、多分この時だけじゃないかと思いますね。

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