乳がんの放射線療法

乳がん再発のリスク軽減に有効と判断されれば、放射線治療が行われます。乳房温存手術後には、放射線治療は、標準的治療の一部です。(再発率は、26パーセントから7パーセント*まで低下します。おそらく、乳房切除術をした女性の中にも、放射線治療を勧められる人がいるでしょう)
放射線治療では、がん細胞を破壊する一方で、正常細胞への影響を最低限にしつつ、高エネルギーのX線を用いてがんを治療します。治療は、通常毎日(月曜から金曜まで)外来患者に行われ、3~5週間続きますが、平日1日おきに実施し、5週間続けることもできます。放射線治療は、化学療法を実施しない場合は、通常手術から4~6週間後に開始します。通常は、化学療法が終了してから、放射線治療が行われます。患者は、治療の前に、放射線治療計画セッションに参加し、放射線が、正確にがんを標的として、周囲の正常な組織に与えるダメージを可能な限り最低限に留められることを確実にします。

ここで、我々のインタビューに、数人の女性が、放射線療法とその副作用の経験談を語ってくれました。

放射線治療が必要である理由とどのように行われたかを語っています。機器の故障で治療の実施が遅れたことを述べる女性も数人いました。

放射線治療開始前には不安を抱えていた女性もいますが、ほとんどの患者は痛みがないと分り、治療を続けながら働く者もいました。痛みはないが、放射線治療は非人間的あるいは孤独な経験だと指摘する者もいます。

放射線治療をつらく感じる人もいます。数人の女性は、放射線治療と化学療法を比較して、放射線治療の方が、不安が大きいとする理由を説明していました。

ある人は数週間毎日行うのではなく、1週間に2回行って休むという放射線療法の臨床試験に参加していました。別の患者は乳房の手術の最中に放射線療法を受けるという、術中放射線療法を体験していました。これから治療を受ける予定の患者は放射線療法についてはよくわからないし何が起きるか予期できないと言っていました。

病院の職員が親身で献身的であったとする女性がいる一方で、ぶっきらぼうで冷淡だったとする女性も少数いました。他の患者と話をすることで勇気が出た女性もいます。自分自身の感情は自分で対処することを望むために待合室でほかの患者と語り合うのを好まない一人の女性がいました。

放射線治療による副作用がない女性たちもいましたが、多くは治療中かその後に副作用がありました。副作用には、疲労感と、‘ジクジク’、痛み、赤み、または熱傷のような皮膚のトラブルがあり、ほとんどの女性がクリームを使用していました。

放射線治療中やその後に、気分の落ち込みを感じたと訴える女性も数人いました。各々が、一時的に肩関節周囲炎や骨の痛み、食欲不振などの副作用を経験しています。ある女性は、放射線治療中に肺塞栓症(肺内の血栓)を発症しました。

何人かの女性が、治療の予約の際に誰かと一緒に行ってもらうとよいと話していました。他にも、治療中と治療後は十分に休息することが必要で、必要であれば助けを借りた方がよいと助言する人もいました。

2017年10月更新