お薬の部分なんかでも、処方をしてくださる病院というのは、「まあ、まあ」で処方できる病院と、できない病院というのが同じ麻酔科とかでも起きているのか、それは僕はわからないんですけども。えっと、当然、薬の効果は強力なのもありますけど、当然、副作用も強力なんで結構苦しい思いを何度か味わっているんですけども。それを今度、面倒見てもらうってなると、あの、そういうご経験のある先生じゃないと、薬は出せたけど、あとは勝手に飲んでみてというものじゃないんで。
要するに例えば便秘。強力な便秘したときにどういう対処したらいいかとか、指導とか、まあまあ先生に質問するわけですね。で、こういうことが起きちゃったんだ――(という)ときに、それが結局、緩和の、緩和医療をやっている緩和ケアのところだったら、ある程度そういうものは、まあおそらく、いろんなデータもそろっていて、ある程度面倒見てくれるとは思うんですけども。慢性疼痛の人を緩和ケアでは面倒一切見てくれないんですね。断られちゃうんです。何度か何軒か訪ねたことあるんです。で、事情をお話しして、えーと、別に入院するとか云々じゃなくて、あの、できる範囲のことで、あの、薬の扱い方だとか、その…、まあ日常、薬使いながら暮らしていく中で面倒見ていただくことができないかっていうお話は何軒かしたんですけども、ああ、緩和ケアでは一切シャットアウト。だめなの。道がないんです。
―― …いや、大変ですよね。
当然、僕もやっぱりそこまで行っているんで、じゃあ、何で調べてって、ネットで簡単に調べて、そんなの答えが出てくるもんでもないんで。直に、あの、厚生労働省、えっと、もちろん消防救急、あと医師会、あとまあ都道府県、うーん、まあまあそれらに、あの、「どういうふうに受診して、どういうふうに治療したらいいのかヒントというか、あの、わかる範囲でいいから教えていただけないでしょうか」。あ、保健所も入れてですね。そうしたら、どこも答えがないんです。言い方、悪いんですけど、どこも何も把握してない。痛みの患者さんを把握してないのか、知らないのか。自分たちの仕事だと思ってないのかわかんないんですけども、どこも答えがないんです。