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インタビュー時:61歳(2016年9月)
疼痛期間:14年
診断名:複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)

近畿在住の男性。妻と二人暮らし。競走馬を調教する仕事中に、厩舎に入った直後の馬と壁に挟まれて負傷。左手関節・左指・右足の骨折、左肩腱板断、反射性交感神経性ジストロフィー(現在はCRPSと呼ばれる)と診断された。腱板断裂修復手術を受けたが、痛みは左肩と左手首から次第に全身に広がり、手足に焼けるような痛みとしびれがある。現在は離職して収入がないことが一番つらい。

語りの内容

昔は趣味をしてたので、結構、体を動かすことというのをしてたんですけども、今その趣味ができなくなったということが、もう最大の、もう僕にしたら、もうこれ以上の苦痛はないですね。何とか趣味で紛らわせていたところが今できなくなった。で、お医者さんも、「趣味は持っていなければいけないよ」と言うんですけど、持てなくなったということですね。それがもう一番…の苦痛につながってるのは…、大きな要因と思います。

―― 差し支えなければ、その趣味というのはどんな?

うーんと、山野草とか、あの…、どう言ったらいいんですかね。野生蘭、を栽培してたんでね。小さな鉢でたくさんの鉢を栽培していて、その花を展示したり、まあ交換会といって、その趣味者が持ち寄って、あの、交換するわけですね。そういうことでいろんな交流とか友達とかもいたんですけども、それができなくなったことによって、結局そういうところにも行けなくなって、外出する機会もなくなってきた。……結構いい趣味だと思ってたんですけどね。小さな鉢で、ちょうどいいリハビリ。水やったり、こう、植え替えたりが、ちょうどいいリハビリだったんですけど、それができなくなってきたということですね。

私は: です。

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