手術後に 、まあ会陰部っていうんですか、そこが非常に痛くて、歩かなきゃいけないのに痛くて歩けない。それから、おしっこの失禁を止めるために骨盤底筋群運動をしなきゃいけないんですよ。ところがそっちの痛みがあの、ひどくて、なかなかそれができないんですよね。で、お医者さんに「痛いんだけども」って言ったら、「それは手術のあとだから」っていうことしかおっしゃらない。看護婦さんにも「痛い、痛いんだよね」って言うと、「いやそれはもうやっぱり深く切ってるから」とか、こうわかりやすく、あ、そうか、非常に深いところを切っていったから、筋肉まで切ったんだろうなっという、理解ができてくるんですね。そしたらあの、もうちょっとがんばろうかなとか、しょうがないなって気持ちがあるんですけどね。そこらへんが、わかるように、こういうふうに切って筋肉も切ったからとか、言ってもらえるとね、私ももう少しわかりやすいのかな、あー、納得できるのかな、この痛みは、もうしばらくしたら取れる痛みだなとかですね。
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そのほか注意するっていうのは、なるべく、括約筋といいますかね、筋肉を鍛えなきゃなりませんので、本当は、多分手術をしたときに看護婦さんからいろいろ、括約筋の運動療法というか、うまくお尻を締める方法を教わると思うんですが、それはやっぱり電車の中でも思い出したら、なさって鍛えておいていただいたほうがいいですね。ただ、そう忙しいですから、そんなのをしょっちゅう気にしていると、駄目で、私も、「思い出すようじゃ情けが薄い、思い出さずに忘れずに」という昔の江戸の男女の色事がありますけれども、そのつもりで、時々思い出しては、練習をしてます。
なるたけ、トイレがしたくなっても我慢をする。それで我慢をして肛門を閉める、これの運動をやると、まあ、尿漏れがだんだんだんだんこう、少ななってくる。これが一つ。それとまあ、どげかな、ある程度、今我慢するとしたくなくなることになりますけんね。それでまあ、水分ほどは、毎日、水分とっちょかんと、血液の循環をよくするために、水分ほどは、もうかかさず飲んじょかな、回数余計行くぶんでもね。それだも、ある程度、尿とめ、尿漏れを防ぐためには、ある程度、我慢をする。したくなっても、なるたけなら、もう腹がぱんぱんになるぐらいに我慢をしてトイレに行く*1。こういう心がけをされたら、尿漏れが、だんだんだんだん少ななると思います。わたしのあの、今の経験では、はい。
*1排尿したくなってから、5分10分と間隔を延ばす練習(膀胱訓練)を行なうことがありますが、状態によっては、適切でない場合があります。
それから、あと、言いたいことは、排尿を自由自在にやるためには、骨盤底筋体操というのをやれということなんですけども、これね、手術を終わって、この周り、この辺全体が感覚がないんですよ。それでね、おなかを緩めて肛門を締めて、肛門を上へ持ち上げれと、そんなことを言ったって、それで周りの筋肉はあまり力を入れるなって、そんなことを言ったってね、どうしていいか分からないんですよ。で、それが、ああ、こういう状態だっていうのをね、自覚させるためにはですね、認知させるためにね、認知、認知させるためには、どうしたらいいかというと、やっぱりリハビリという部屋があるからね、そういうチームを医療設備の中に入っているんで、そういうとこに1日でもいいから前立腺がんの手術する人を入れて、それで、自分でその、指に、ゴム手袋を付けて指突っ込んで、それで締めて自分で持ち上げて、ああ、本当上がるなあと。これ、ほんでほかの筋肉は全部力がかなり抜けるなと、もう確認しないと、これ、ちょっとなかなか難しいなあと。
私はどうしたかというと、トイレをして終わってから、自分で5秒数えるというけど、5秒は分かんないんで、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10と、10数えて、それで10数えて、またゆっくり戻すと、そうしたのを10回やると。そういうのをやりました。これは、やっぱり効いたのかもしれませんね。で、手術を終わってすぐというか、退院してしばらくというのはね、この周りの筋肉がかなり麻痺してですね、混乱しているんですよね。で、お尻のちょうどこうやって座った、うーん、骨盤の一番下の辺ぐらいにね、あの、お猿のお尻が真っ赤っかになってる、ああいうふうな状態の筋肉というか、筋肉の塊みたいなものがあるような感覚になります。
気を付けてることというのは、やっぱり、一定の時間が来たら、お手洗いに行くことですね。それで、なるべく漏らさないようにといいますか、おむつになるべくおしっこをためないようにしないと、やっぱりあふれちゃったら困りますから。水の制限は別にしてません。普段はしてないんですが、時間が来たらお手洗いに行くようにして、そうすると、まあ、たくさんは出なくても、一応膀胱をある程度空にしておくということだけは気を付けています。だけども、おむつをしているという安心感がありますから、忘れたら忘れたでいいやと、こういうふうには思っていますし、そんなに神経質にはなりません。
それから、水をあんまり制限しますと、これは脱水になったり、何か特に高齢者の場合は多いですので、おむつをしているという安心感のほうが、あの、水を飲む、尿が多くなるという不安よりも大きいように思っていただいて、おむつを1つ余分に用意しておいて、いっぱいになったら取り換えりゃいいやと、いうようなつもりでおられればいいんだろうと思います。だから、私も、かばんの中にはいつも代わりのおむつは用意してあります。で、職場にも1つ別に置いてあります。ただ、それを使ったことはないんですが、そうすると、安心しておりますから、それから、もし万一の場合を考えて、パンツとズボン下というのも一緒にかばんの中に入れることもありましたが、今はよほどのときでなければ持ちません。それは、少し荷物が多くなるだけですけれど、そんなに重くありませんから、せいぜい200~300グラムぐらいのの重さで、あまり気にしてはいません。
ただ、困ったことは、腹圧が上がると、尿漏れはありますから、せきをしたとか、くしゃみをしたとかというときは漏らすことはありますね。これを何とかなくさなきゃいけない。まあ、くしゃみだけはなるべくしないように、人に悪いうわさをされないように? 抗ヒスタミン薬で、なるべくくしゃみをしないように時々は心掛けていますし、それから、薄着をしてくしゃみをしないように、湯冷めしないようにとかしてます。それから、せきは、まあ、これもなるべく風邪を引いたら咳止めの薬を飲むようにはしてますけども、そんなに頻回にそういうことがあるわけではないんで、くしゃみとせきがやっぱり尿漏れをする原因の一つですね。で、あとは、あー、そう不便なことはありません。
それで、この前立腺のがんの、尿漏れっていうものがありますけんね、必ずこれが。これはもう付きものですわ。もう、これはもう、最近ちょっと減ったですけど、肛門を結局、座っちょっても、閉める、閉めるっつうこの訓練を毎日、1日10分間を5回か6回ぐらい、こう、やると、尿が漏れにくくなる。こういうことは、もう前から先生も言っちょられんで、それは、心がけてやっていますけど。でもまあ、最近は、ちょっと尿漏れが、多少、まあ多少の咳払いでは、ちょびっと出らんことがありますけどね。だけん、夏でも、ちょっとね、白いズボンははかれんです。それでもう最近は、普通の、パンツでこうはいておりますけどね。まあ夏場に、夏場は、白いズボンをちょっとね、目立ちますが、特にね。そうだけん黒ズボンばっかりです。そうか、作業ズボンのね、ぼろくたこっつ、ちょっと紺色の作業ズボンはいたなんかで、こう、ばたばたしよることです。
婿さん。うん、婿さんが見舞に来てくれてですね、ポロシャツみたいなやつをくれたんですよ、長いやつね。それを着てたらね、これズボンの前のふくらみが隠れちゃうんだ、すぽーんと。ああ、これ、いいのをくれたなと思ってね、非常にうれしかったね、あのときは。うん。だから、バサっとした着物だったらいいの。でも、あんまり気にすることないですね。本人が気にする以上に、今はもう、メタボリックの人はいっぱいおるんだから、こんな人が。ここが少々高く大きかったって、どうってことないんですよね。だからね、あんまり気にすることない。だけど、本人は結構気にしますよ、これあるとね。
で、その後はどういうことになったかというと、これではあまり大き過ぎる、こういうのがあるんですね。これは行動力がいりますけどね、ここのとこがこう切るようになっているんです。切って、これを、これをペニスとすると、これ、差し込んで同じようにこう巻き取るんですね、こうやって三角形にして折って、こうやってやる、引っ付けるわけです。ここにのりが付いていて、これ、引っ付ける。で、これはいいようで、結構ね、ここは小さくなるけども大変なんですね。ここはもうこのここのとこでね、擦るんだ、行動すると。ここを擦るとね、これ、やっぱり周りの神経なくなったって、やっぱりペニスの、この神経というのはあるんだからね、これはやっぱり、痛い、痛いですよ。だから、しょうがないからね、ここをね、少し大きく切って、で、こう差し込んで、そういうことをやりました。これがそうです。
で、その次がですね、これ。これはね、これもまだいっぱい残っていますけどね、次から次へともう付けるのが変わったから、これは男性用と女性用。これはパンツに敷いておく やつですね、これをはいて、これに張り付ける。で、私はね、入院する前、治療を受ける前から、介護用のパンツを買って。そのパンツは真ん中にね、ずうっとその布が縫ってあるのと、それ、布が取り付け、これぐらいのあれが、パンツの上にこう、縫ってあるんです。どうもこれ、ちゃんと縫い付けてあるほうはいいんですね。これが、このぱかーんとなっているやつは、こうぐらぐらになっているやつね、どうも調子悪い。ぴしゃーんとこう初めから付いているやつのほうがいいです。それにこう付けて、で、はく。それがもう、そのパンツはもう入院前からね、こんな感じのものをはかなきゃいけなくなるかなあと思ってして。で、これ、やるときには、おむつ、紙おむつを一緒にやる。で、紙おむつを今日も持ってこようかなと思ったけども、あの、荷物がいっぱいになったんで、紙おむつはバイバイしました。で、あとは、だんだん、だんだん女性のパッドみたいなものを着けるようになっています。
で、その次はですね、これは最近かな。これは、比較的最近ですね。この長さはですね、20cmぐらいあったほうが便利がいいですね。この幅も問題ですけども、それで、女性のパットの中に、ここに羽根付きというのがありますけども、羽根付きは必要ないですね。これと、それから、これはどんなんかな。これは、今、使っているやつですね。もう今はもうほとんど使う必要ないかもしれませんけど、これを今は使っています。うん、これはガーゼになっています。もちろん、ここは、粘着剤も。
下ばきがある程度、尿漏れがあったとしても吸収してくれますし、それから臭いも消してくれますし。まあそれこそこれから10キロでも歩くということになりますと、尿漏れの、防護をするようなもの、女性用のものも使います。それはもう使っておれば大体行けます。だから大丈夫ですけど、やっぱり、そこはちょっと気になりますね。ダンスなんか踊っていてもまったく大丈夫ですからね、ええ。ただし、基本のやつは履いてますよ。それでやはり気をつけて早め早めにトイレに行くということは気をつけますが。バスでも1時間とかぐらいのときは、必ず直前に行ってても、万が一になんかになったときにやっぱりね、強くこう、出ないようにするっていうような力はやっぱり弱いですから、何かあったら恥ずかしい思いはするし、迷惑かけるしっていう気持ちはありますね。だからやっぱり神経質になって、回数を自然にもう、そう出なくても行くというふうなところはあります。それでもまあ、これぐらいのことはもうしようがないということで、それがまあ苦になるようなことはありません。
海外旅行なんかしたときなんかはね、普通のもう下ばきですね。普通の下ばきって言っても防護された、少し厚いね、あれやって、吸収力は強いし臭いも出さないようなそういったような、下ばきをたくさん持って行くことと、女性用のものをその時まあ10日間か11日ぐらい、それぐらいだったらそのときは2、3持って行って、なんか非常に強行軍で歩くときだけそれを着けるぐらいでOKです。