インタビュー内容テキスト

―― 若年性認知症という診断がついた時は、どんなお気持ちでしたか。

ええ、とにかく、その、病名がつくまではもう、じ、自分は誰かという、こう、自分が分からないっていうね。でー、あの、妻は戸惑っているわけですから、まあそのー、褒められることはまずありませんわね。「どうしたの」、「ああしたの」っていうような、だんだん声が大きくなるわけですね。それを、そのたびに本当、わたしはもう、駄目になると思いましたね。
で、えー、まあこれ、男性ですからね、こんなことをしてたら自分ではなくなると思って。で、わたしはあの、能力はないですけど、運動部出身ですから、ええ、何とかやらんと悪いと思ってね。で、それで走りだした。筋トレをして、走りだした。それはやっぱり、あのー、やる気になりましたね。ま、今でも毎日やってますけど。あれ、気持ちのいいものがありますね。

―― 病名が決まってショックを受けるというよりは、気持ちはもっと前向きな方に、割とすぐ変わられたのでしょうか。

そうですね。泣いててもしょうがないしね。ほんで、ま、さっき申し上げましたように、運動部だったから、その、どうなるかはわからないけど、運動しとけば、あ、最小にね、大きくではなくても、最小の、その、病気になると思ったんです。それからもう走った。

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