診断時:63歳
インタビュー時:65歳

1998年に診断. 1997年にTURP を受けており、その後、外照射も受けた

語りの内容

他の面では、私は走るのが好きで、これまで約50年間走ってきましたし、今ではもう55年間位になるでしょうね。最初は全く規則正しく走れましたよ。治療を始める前にはちゃんと走れていたし、治療中もずっと走っていたんです。でも、治療が終る頃にはひどく疲れやすくなっていました。つかれてくるとちょっとだるい、無気力な感じになり、また睾丸にもこれまでと違う違和感を感じるようになりました。車の運転は問題ないし、日常の細かなことも皆ちゃんと出来るんです。ただ、走るのだけは少々難しくなってきたのが分かりました。実際に治療終了前の5~6週間は走る距離を減らしましたし、最後の3~4週間はトレーニングを減らさなければなりませんでした。治療が終わっても問題は残っていました。
主治医の先生に、放射線療法の後、疲労感や身体的変化はどの位続くのかと尋ねたら、「3~6ヵ月」とのことでした。ただ私の場合、回復にはもっと時間がかかりました。でもその時、私は考えたのです。自分は今66歳だから、年齢ということもある。全部が全部治療のせいではないかもしれない、と。しかし、あの段階で私がランニングの量を減らさなければならなかったということは、必ずしも治療のせいとは限らず、年齢のせいもあって、復調するにはもっと時間がかかったのかもしれません。でも、治療から3~6ヵ月後にはすっかり元通りになり、ほとんどまた何でも出来るようになりました。

私は: です。

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