ほいで、それもらってから、また、紹介状出してくれたお医者に行ったんよ。ほいたら、そのとき初めて、「先生こんな、リンパ浮腫と違うんかえ?」って言うたら、「リンパ浮腫です」って、まあ言うんやけども、「ほら、先生これ、どんなしたらいいんよ?」って聞いても、「どんなにしたらええ」っても言うてくれへんし。ほいで、その説明では、そのー「10人に3人ぐらいが、まあ、こういうもんが出るんや(*1)」というぐらいの話で、「ほいじゃあ、先生、これ、どんなしたらいいんよ?」って。ほしたらまあ、結局、矯正ストッキングっていうものが、まあ、インターネットに書いてあったんで、その書いたやつを、まあ、「こういうストッキング、先生、あるの違うんか」って言うたら、「そんなん…、まあ…あることはあるんやけども」ってその先生、言うて、そのー、詳しいこと、言うてくれやんのよ。ほいでそのー、「まあ10人に3人ぐらいかで、先に、そんなに説明することない、ようけないでしょう」っていうような言い方やしよ。ほいで、何となーくリンパ浮腫っていうもんは、まだそんなに何してないんやなっていうことで、まあ、したんやけどね。
ほうやってその時分はまだ、その先生にも、その浮腫っていう、リンパ浮腫っていうことにあんまり関心なかったようやねんな。うん。ただ、まあ、「がんっていうものを抑えたら、まあええやないか」っていうような、あら、考え方であったんちゃうかいなって僕から思うんやけどねえ。ほうやって、もうちょっとケア、やっぱり手術した後のケアっていうんか、そういうことをよ、もっと患者さんにね、言うてほしかったなっちって、まあ、言うたんやけどね。
*1 リンパ節を取る手術後にリンパ浮腫が起きる割合については、調査によってばらつきがあり、前立腺がんの手術後のリンパ浮腫に関する正確なデータはありません。