ペニー
インタビュー時:47歳
性別:女性
診断時:37歳
経歴:既婚、研修生教育担当マネージャー
国籍:イギリス人(白人)

短縮版:2000年、ペニーが37歳の時に、乳癌であると診断された。主な治療経歴は、乳房切除、放射線治療、抗癌剤としてタモキシフェン、アリミデックスを服用。その他、卵巣摘出も行っている。以後10年間、再発もなく過ごしている。

語りの内容(テキストのみ)

質問をすることです。あなたが検査を受けに行く時、誰かと必ず一緒に行ってください。ご両親であったり、パートナーだったり、親友だったり、どなたでもけっこうです。そう申しますのは、そういった詳しい検査を受ける時は、先生たちがお話していることを全て聞いているつもりでも、聞き逃していることがあるからです。人は、都合のよいことだけを聞いてしまうものなのです。

それから、検査前に疑問に思っていることを全て書き出しましょう。私もかつてかなりたくさんの疑問を持ち、診察に行く度に彼らに疑問をぶつけていました。コンサルタントは病気について熟知している上、経験も豊富だったので、とても信頼ができました。彼らは、あなたの質問にすべて答えてくれるでしょう。でも、あなたが必要としていることは、ただ一つのその答えなのかもしれません。私にとってコンサルタントは、その質問を確かめ、答えを得られる存在です。

そして、どうか焦らないでください。私達は皆患者なのです。えぇ、たしかに診察時間はとてもタイトです。そして、自分が周りに迷惑をかけているかのように感じないでください。今でも覚えています。病室にいたとき、私はまだ37歳でした。もうその病院は取り壊され、今は新しい病院が建っています。20人ほど他の女性が入院している大部屋におり、他の入院患者さんは癌患者ばかりだけでなく、それぞれ病状は様々でした。そのうちの何人かは、非常にお年を召していらっしゃいました。その中で、その病室の片隅に私のベッドがあったのは幸いでした。そこにいた他の多くの方々が、私以上に看護を必要としている方々なのだと感じていました。思い返してみると、私もまた看護を必要としている患者であったことも実感しました。

だから、どうか質問をすることを恐れないでください。彼らはあなたをお世話するためにいるのですから。彼らは時に多くの情報をくれますから、誰かと一緒に行ってくださいね。「彼らは何を言ってるの?どういうつもりでそんなことを言うのかしら?」そんなふうに思うことでしょう。そして、彼らが病室を出て行ったあとに、いろんな疑問が湧いてきたら、あなたはナースコールをするでしょう。そのために彼らはそこにいるのです。彼らは、あなたを助けるためにそこにいます。彼らを呼ぶことを、どうか恐れないでください。

自分の体に異変を感じ、私はもう一つの胸のマンモグラフィーをとりに行かなければなりませんでした。最初の5年間は、年1回それを受けていました。今は2年ごとに受けています。いつも結果を待っているような感じではありますが、迷惑をかけたり、電話をかけて問い合わせたりするような人間になりたくありません。乳癌だと知ってから、私の担当の看護師さんがこう仰ったことがあります。「あなたが私を呼んだら、あなたの容態を確認しに行くわ。そしてもし、何かあなたが知りたいことがあれば、私がコンサルタントにそれを聞いてきますから。」と。そうです。彼らはあなたのためにそこにいるのです。

最終的には、人を利用することです。利用というのは、少し語弊があると思いますが。もし、あなたの周りに同じ年頃の女性たちがいるなら、その人たちのことを知り、考えなどを共有してください。なぜなら、そうしたことで私達はとても楽しい時間を過ごしたからです。外に出かけ、素晴らしい時間を過ごしました。私達は、お互いにからかいあったりしていましたよ。きっと振り返ると思います。だって、本当に大変な体験でしたから。今は偶然どこかで出会っても、そのことには触れて話すようなことは、ほとんどありません。

私は: です。

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