わたし、あのー、町医者で、うーんと、お薬いただいていたときに、それ、もう、その先生は、あのー、あれ、その、わたし、あのー、あ、うーんと、紹介状、紹介状を書いてもらいたかったから、そこのところの医者に行って、あのー、こういう状態だから、ちょっと1回見せに行きたいから、でも、あのー、「紹介状書いてもらいたいんです」とかって言って。で、そのあとで、また、そのー、結果を報告しに行くときに、「あ、こういう結果出ました」とかって言って。「ああ、そうなの、ああー、若年認知症はね、もう5年で廃人になるって言われているからね」って言われたんですね。もう、何ていう先生なんだろうって、本人を前にしてそんなこと言うのって。もう、それで、そこで、そこに行くたびに、そこの違う病気もあったんで、その、そこの病院に行って薬をもらっていたんですけど、そこに行くたびに、あのー、「首相の名前は」とか、あのー、「知事の名前は」とかって聞くんですよ。で、答えないと、あ、難しい何か、何とか大臣の名前とか、そんなことも聞くんですよね。で、わたしも、何か、だんだんと、ちょっと怒(おこ)れちゃって、「先生、わたし、そんなね、あのー、うーんと、賢くないから、そんなとこまで分かりません」って言ったら、「あ、そうか」みたいな感じで。もう、そこから、そこの町医者も行かなくしました。本当に、あのー、傷つくだけで、毎回毎回、試されているようで、何か、そこから。
で、で、今の行っている先生にその話をしたら、「じゃ、そこで出している、あのー、薬もこちらで出すことにしましょうね」って言ってくださったんで。「あ、ありがとうございます」って言って、あ、言ってみてよかったと思って、そこで出してもらって。ねえ、もう、その町医者の先生も、まあ、先生だから、ま、よかれと思って、その、やってくださっていることだとは思うんですけれども、でも、ちょっと配慮のない言葉にちょっと悲しい思いはしましたね。だから、何か、今度会ったときに、もう5年以上は経っているから、わたしはこんな元気だよって、見せに行きたいなと思いながら。……うーん、でも、まあ、そこの医者には行っていないんですけど……。