ただね、いつも何がしか…あんのは、うーん、転移ね、これだけですね。転移という、そのね、これははっきり悪魔ですね。転移という悪魔に、えー、取り憑(つ)かれないように何とか、したいなあということが一番ですかね。あとはもう今並でね、えー、仲良くがんと一緒に長生き出来るような気がするんだけど。それとさっき言ったその、ここで機運に乗ってね、がんとおさらばを決めるかどうかだね。そういう選択肢をこれから模索していきたいと思っていますね。
――おさらばっていうのは、どういう状態になったらおさらばなんでしょうね。
うん。あの、やっぱり、えー、根治っていうのはありうるんだろうと思うんですよね。あの、活動が、がんとしての活動が止まるという。どうも何回計測してもPSAが、極端に言えば0だと、1以上になんないと、あるいは2以上にならないとかという状況が無条件で続けばね、一応私は完治だと思っている。いつの日かそれをね、えー、目指して、作戦を練ろうと思ってる。
――無条件っていうのは、今ももちろん1より低いですけど、お薬を飲んでらっしゃるから。
そうそう、これは明らかにね、薬のお世話になっているからだと思ってます。だからこれをゼロにしたらどういうことになるかと、ときどきはそうしてみたいな というね。その中央病院の、先生の論文じゃないが、半年なら半年ぐらい(ホルモン療法を)休んでみてもいいんだとこう言うんですよね。それで経過を見ると。うーん、というのは、その意味はその結局何の病気もそうだけど、患者が、どれだけその、んー、自分の生活を病気からのその、病気のためのマイナス要因、これが生活の中にね、作用する、それを極限までそのマイナス要因を減らしていくと。だから今の場合だったら、うちらだったら、その、副作用、なるべく排除したいと、軽減したいと、いうとこですよね。それがその自分の暮らしをなるべく正常なものにすることだから。うん。ということでね、勝負ですね。うん。