インタビュー時:50歳(2014年12月)、疼痛期間:10年、診断名:慢性頭痛

首都圏在住の女性。小学校の教諭として多忙になった40歳頃から激しい頭痛が始まり、ゾーミッグが処方された。痛みへの不安から服用回数が増えほぼ毎日のように飲んでいたら、動悸・吐き気等が生じて、医師にゾーミッグの飲みすぎを指摘された。今は月3回以内、どうしてもつらい時しか服用していない。湿布や塗り薬、マッサージ、温泉などを取り入れて、自分で調整しながら痛みとうまく付き合っていかなくてはと考えている。

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プロフィール詳細

首都圏在住の矢部さん(仮名)が初めて頭痛を感じたのはかなり若い頃だった。19歳のとき、自転車に乗っていて車と接触事故を起こし、軽いむちうち症と診断された後から、時々頭痛が起きるようになった。20代を過ぎると、しばらくむちうち症の痛みや頭痛はなく過ごしていたが、40代に入った頃から、激しい頭痛を感じるようになった。ちょうど職場が変わって小学校の教諭となり、仕事がハードで睡眠不足も多くなった時期と重なっている。市販薬を飲んでも24時間頭痛が治まらず、吐くまたは、吐けないときは下痢をすると峠を越え、それから丸一日眠ると治るというようなことが月1回程度、繰り返し起きるようになった。

いつ頭痛が来るかわからないことが気持ちの上で一番の負担だったため、痛くなくても予防で薬を飲むことが増えていった。とうとう市販薬で抑えることができなくなり、近医でゾーミッグが処方された。この薬は水なしで飲めてすぐに鎮痛効果が実感できるものであった。頭痛で周囲に迷惑をかけたくなかったので、服用回数が増えていき、1日に2-3錠ずつ週3日は服用するようになっていった。時には連日飲むこともあった。1年以上このような使い方をしていたら、薬を飲むと動悸、強い吐き気、冷や汗が起こるようになった。痛いとゾーミッグを飲まざるを得ないし、服用すると動悸などが起きるので、どうしたらよいかわからず、つらい状況となっていった。

ある日、ゾーミッグを飲んだ後、息苦しくなり、看護師である義妹と夫が救急外来に連れていってくれた。すると、救急外来の医師からゾーミッグの飲みすぎが原因で、「中毒」の状態になっており、すぐにやめるように、と言われた。月3回までの服用(※)が望ましかったそうで、頭痛になったらどうしようと不安だったが、どうしても痛くなってほしくない時だけ服用したところ、苦しかった症状が減っていった。夫や娘たちが飲みすぎないよう声をかけてくれて、薬の管理に協力してくれたことも助けになった。医師からは「減らすのに、もっと長い時間かかると思ったけど、よくできました」と言われ、嬉しくて頑張ろうと思った。そして、自分の薬に対する意識も「頼りきりだった」のが、「加減しなくてはいけない」というように変化していった。

小学校の教諭という仕事柄、怒ったりすることが多く、本来の自分とは違った自分で仕事をしなくてはならずストレスを感じてきた。10年近く積み重なってきたストレスが症状に結びついているのかもしれないと思う。職場で何回も頭痛の発作を起こしているので、同僚や上司は状況を理解してくれているし、早く帰って休むように声をかけてくれるが、自分としては葛藤があり、痛みが来ると絶望的な気持ちになることもあった。

最近は、肩こりや首の痛みを感じることがあり、そこから頭痛が始まる。御守り代わりにいざというときのゾーミッグやイミグランの点鼻薬を用意しているが、副作用の苦しい感じが怖くて使ってはいない。整形外科で筋緊張を緩和する薬を処方してもらったり、筋肉の痛みや首の神経に効く注射をしてもらったり、時には接骨院のマッサージを受けたりしている。近くの温泉に行くこともある。ロキソニンではゾーミッグのように痛みが治まらないが、痛みが少し残っていてもよしと思えるようになった。心苦しいけれど、同僚に「ごめんね、早退します」と言えるようになった。痛みがいつ来るかという不安がないわけではないが、以前より心が強くなり、今は自分で調整しながら、この痛みとうまくつき合っていくしかないと思えるまでになった。

※ ゾーミッグRM錠2.5mgは、通常、成人は1回1錠(2.5mg)を片頭痛の頭痛発現時に服用します。効果が不十分な場合には、前回の服用から2時間以上あけ、1錠で効果不十分であった場合には、次回片頭痛発現時から1回2錠(5mg)を服用することができます。ただし、1日の服用量は最大4錠(10mg)です。月に何回までという規定は特にありませんが、服用回数が多い場合は予防薬などが勧められることがあり、服用方法は医師の指示に従ってください。

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