月別アーカイブ: 2021年8月

新型コロナウイルス感染症の語り

夜間往診サービスはコロナ疑いの場合は医師が防護服を着て往診してくれる。交通機関を使うと人にうつしてしまう可能性があるので、これはいいと思ってアプリを入れていた

(夜間往診サービスの)アプリを入れたのは、コロナにかかる前なんですが、えー、テレビのニュースなどで取り上げられていて、そういう、病院が開いていないときの時間、いつでも、あの、往診に駆けつけてくれるというアプリというか、まあ、ドクターの集団があるっていうことをテレビでやっていて、これは、例えば自分の両親が、離れて暮らしているんですが、急にドクターを呼びたくなったときにも使えるなと思って、入れていたものです。

で、コロナに関しては、あの、ちゃんとドクターが、すごい防護服を着て、訪ねて来てくださるので、交通機関に乗ってしまうと、自分がもしコロナだったときに、人にうつしてしまう可能性があるので、えー、往診に来ていただけるということで、とてもいいアプリだなと思って、入れていました。

新型コロナウイルス感染症の語り

1日3〜5回看護師が熱や血圧などを測るため訪室し、胸の音を聞いたりするので、感染させてしまうのが心配だった。自分は医師なので、自分で測定して報告すると申し出た

えーとね、病院のほうはですね、不思議なくらい看護婦さんが1日に3回から5回、防護服着替えて入ってきて、熱と血圧だけ測って、あと、サチュレーションっていって、このー、酸素の濃度を測っていって「大丈夫ですか」って聞いて、3分ぐらいしたら全部こう捨てて、感染用のゴミに捨てていくのが…、僕は医者なんで、あの、「ナースコールでこう言ってくれたら、全部やって伝えますよ」って何回か言ったんですけど、「いや、あの、大丈夫ですよ」って。あのー、胸の音、聞いていくんですけど、だいぶ近いじゃないですか、そんなの。いや、この人たちほんと、ねえ、せっかく、せっかくじゃない、あの、しっかりとこう、看護の仕事していただいて、病気の人に対しての…。

あの、分かるんですけども、まあ、そんなの全部してたら、まずその、マスクがないとか、あの、ガウンがないとか言われてましたし、もったいないなっていうのと、そうやって近く寄れば寄るほど、その人たちの感染してしまうリスクも高くなるんで。あのー、確か、それ言い続けて最後のほうは、なんかもう、自分で(記録を)付けて、あの、ナースコールで「だいじょぶです」って、ようやく最後のほう、そういうのがあったかなと思いますね。で、あの、もうできるだけ――熱も、熱が下がってからかな――「もう、訪問する回数減らしてください、何かあったらすぐ連絡しますんで」っていうことで、まあ、あの、対応は減ってきました。

ま、ちょっと、その検温に関しては、あのー、一生懸命、あのー、やっていただいて、ほんと、あのー、ありがたかったんですけど、すごく心配は心配でしたね。

新型コロナウイルス感染症の語り

陽性と言われた時はかなりショックだった。自分は絶対大丈夫と思ったが、付き合いの長い利用者さんが感染していたらどうしようというのが重くのしかかった(テキストのみ)

――じゃあその診断されたときの気持ちっていうのは、ど、どんな気持ちでした?

いや、ちょっとやばい、いや、「まさか」やったんで。かなりショックでしたね。もう「うわっちゃー」って、なんか「どうしよう」ってなんかいう感じで。

――その「どうしよう」っていうのは。

ちょっと、びびってしまいましたね、はい。

――何がこう、どうしようって感じなんですかね。その、命に関わるかなとか、そういうことではない?

いや、僕じゃないですよ。僕は別にこんなん、絶対そんなん大丈夫やって思ってたんで、やっぱりその仕事ですよね。「あっちゃー」って、そのー、僕と接しとったお客さんですわ、やっぱ。…ですね。ほんまにこの近々の2週間ぐらいで会うた人とか、「うわー、あっちゃー、どないしよ」ですよね、もしそれ、うん、熱出てきたりしたらっていうんが、一番、うん、重くのしかかってきましたね。

――あ、で、結局その方たちは感染しなかったんですか。

そうなんですよ、陰性やったんですよ。それがもう救いでしたね、一番。はい。

――やっぱ、そこの分かるまでってどんなお気持ちでした?

いや、それはもうちょっとね、コロナとか感染者陽性なったら、すごいちょっとリスクのある人らなんで、いや、もう、とにかく一応、祈るような気持ちでしたね。うん。

――そうですよね、やっぱり。怖いですよね。その、もしそういうことになっていたら、お仕事とかにすごい大きな影響が及んでしまいますよね。

そうですねえ。だからメンタル的に来ますね、一番。もしそれで、もし重篤化とかして入院してしまったら、今も治療が続いとるとかなったら、そうですね、仕事もやけど、なんかメンタル的に来ますね。結構、長いこと付き合ってるお客さん、あ、利用者さんなんで、3名とも、うん。

新型コロナウイルス感染症の語り

入院中は潜伏期間中にうつしてしまった人がいるのではないかと心配したが、1週間経って誰も発症しなかったので、人に迷惑をかけなくてよかったと思った

――あのー、やっぱ誰かにうつしてるんじゃないかってことがすごく不安だったってふうなこと、ちょっと先ほどおっしゃってたんですけど、その辺のことですよね。やっぱり誰かに迷惑を掛けてるのではないか。その辺りってのはやっぱりかなりこう、精神的な負担というか、ストレスになったりはするんでしょうか。

えっと、ま、これも難しいんですけども、潜伏期間がそのときはなんか2週間とか言われてて、実際、今もどうなんですかね。もうちょっと短いと思うんですけど。*
日本感染症学会のホームページによると、新型コロナウイルス感染症の潜伏期間は「1~14日で平均5日」とされています。

だから最後に接してるのが…(接した日)からカウントして、まあ、日がたてばたつほどそのリスクは減ると思ってたので、まあ、最初の1週間ぐらいたって誰も何も(具合が悪いと)言わないって聞いたら、まあ、ほぼ大丈夫かなとはちょっと思ってましたね。だから、うーん、まあ、心配は心配だったし、えー、むしろその過去に接した人に、えー、そうですね、5日から7日ぐらいの間に何もなかったっていうのを聞いて、あ、もうこれは大丈夫かなと思ってましたね。

むしろ、ま、また僕が新たに誰かにうつすんじゃないかっていうほうの心配がありましたけど、そのー、1週間ぐらいたった段階で、もちろんゼロとは思いませんでしたけど、あんまり、あ、よかった、これで、あのー、人にはあんまり迷惑は掛けてなかったかなーと、直接に僕がうつすということに関してはね、思ってました。

新型コロナウイルス感染症の語り

嗅覚障害だけではPCR検査が受けられなかったが、絶対コロナだと確信して、鋼(はがね)の意思で家族に寄り付かないことにした。それを貫いたおかげで家庭内感染は防げた

なんで、私ピンピンしてるんですけど、私はコロナだとずっと思って、なんかもう本能が言ってたから。元気だし、熱はないけど、でも絶対、「私は子どもに触んない」みたいな。多分、そう、あの、それぐらい強い信念を持って自分がコロナだと思わなければ、多分、普通に、子どものお世話しちゃえるぐらいそのときは元気で。あの、食欲もあるし、熱、全くないし、せきも全く出ない。ただ、その、夫には「万が一、陽性だったらほんとに大変だから、子どもも保育園はやめよう」と。で、「すごい迷惑かかっちゃう(から)」と。

で、月曜日に上司から、とにかく病院に行って、検査をしてきてもらってほしいと。とにかく、その、白か黒か(はっきりさせてと言われた)。で、私、耳鼻科に行ったんですね。またやっぱり、その、電話をしてこういう状況で、熱もせきも全くない、濃厚接触とかもない、海外渡航歴もないけど、とにかくにおいだけ分かんない。診てほしい。で、耳鼻科の先生(からは)「んー、コロナね。コロナかもしれないけど、コロナじゃないかもね」みたいな。ただ、耳鼻科の先生はやっぱり、あのー、「コロナである可能性があるというふうに思いながら生活したほうがいい」と。

「ただ、あなたの症状からしてPCRに紹介はできない」って、と、PCRの検査をするには、お医者さんがこの患者はコロナの疑いがあるからPCRの検査の必要があると、お医者さんが言ってくれないと患者、自分で行けない。保健所に連絡をとると、保健所からもおんなじことを言われて、あの、「コロナの疑いがあるという診断を、(医者に)してもらってくれ」と、まず。ところが私、内科医にもしてもらえなかったし、その耳鼻科にも、ま、「まあ、違うんじゃない?」みたいな。あの、「そうかもしれないけど、でも、PCRは今の、状況じゃ受けられない」みたいなこと言われて、でー、結局、耳鼻科も帰ってきて。

だから家でもう自分は鋼(はがね)の意志で、「もうみんな違うって言うけど、私は絶対コロナであるだろう。だから家族には、あのー、もう寄り付かない」。で、結局その意思のままずっと貫くので、うちは家庭内感染だけは防げたんですね。その後、夫は抗体検査、受けて陰性だったので、抗体がなかったのでうつってないんですよ。夫は、で、夫はぜんそく持ってるので、そのときは、まあ、ぜんそくの人は、あのー、かかっても、大丈夫(と)、後から知ったんですけど*、私その当時はぜんそくの人は多分、う、うつったらひどくなっちゃうかなと思っていたので、やっぱ夫にもうつせない、子どもにはもっとうつせないと思ったので。
*日本喘息学会のホームページでは「喘息患者が新型コロナに罹りやすいわけではなく、重症化のリスクも健常者と比べて高くはないとされて」いるとあり、ぜんそくはコロナワクチンの優先接種対象疾患には含まれません。

新型コロナウイルス感染症の語り

近くに住む夫の両親は息子の陽性確認の数日前に一緒に食事をしていた。両親は濃厚接触者には該当しなかったが、熱を測ったりして気を付けるように声掛けした

あの、最初に、下の子がコロナになってっていう、その前に「こういう(関係者に陽性者が出たという)わけで保育園休園になった」っていうのも連絡して。で、下の子が、休みになって。実は、その濃厚接触期間に当たる日の前の日に、その、主人の親と一緒にご飯食べてたので、あ、濃厚接触になるかもなと思って、ちょっと迷惑掛けちゃうかもっていう連絡はしていたんですけど、「ま、そこは、まあ、こういう状況だから、いつなんかどうなってもおかしくないっては思ってたから、気にしないで」みたいなふうに言っていただいたので、そこはそんなに、あの、大丈夫でした。
でも、なんか、あんまり、その、あ、でも、ご飯の差し入れとかもすごいしてくださったので、そこはすごくありがたかったです。

――で、そのご主人のご両親は、あの、PCR検査受けるとかっていう、あえてしようとか、そういうことはなさらなかった?

はい。あの、濃厚接触に当たらないっていうふうに、保健所にも一応確認をして。「その(濃厚接触と判断される期間の)前日に、一緒にご飯食べたんですけど」って言って。「一応2日までだから濃厚接触には入らないです」っていうふうに言われてたのと、あとなんにも症状が、その親にーー「あの、ま、こういう状況だから濃厚接触には一応当たらないけれど、熱測ったり、あの、症状は気をつけててね」っていうふうには言っていたのでーーそれで症状もなかったので、そこで一安心だったかなって。
で、実は、その、年末に、その、夫の親と、ええと、クリスマスかな、クリスマスするっていう約束してたんですけれど、やっぱりちょっとこういう状況になったのと、そのちょうど復帰した直後のクリスマスだったので、あんまりちょっとクリスマスする気にもなれなくって、ちょっとごめんなさいっていうふうに断ってしまったんですけれど、ちょっと、あの、がっかりさせちゃったかなっていうところはあります。

新型コロナウイルス感染症の語り

陽性が判明してすぐに娘たちもPCR検査を受けた。自分が陽性と聞いてもショックはなく不安はなかったが、娘たちがみんな陰性でよかったと思った(テキストのみ)

まあ、熱が出たのが土曜日だったので、土曜日の2日前、「木、金の行動はどういうふうな感じでしたか」っていうことを(保健所の人に)聞かれて、で、結局は、あの、いわゆる濃厚接触者に当たるのが、「ご家族だけでしょう」ということになりましたから、家族、まあ、私、娘と3人暮らしなんですけど、3人で、と私、入れて4人で暮らしておりますけど、娘3人が、結局は、検査の予約をそのままそこで取っていただいて、まあ、娘たちも、(自分が)陽性だっていうふうに分かって、もうすぐに、予約を取ってもらって、その日のうちに、PCR検査を受けに行って、で、翌日、まあ、全員、陰性だったんですね。幸いなことに、娘たち3人とも陰性っていう結果だったので…。

――で、その、言われたときですね。「あなた陽性ですよ」って言われたときに一番こう、感じたことというか、思ったことっていうのはどんなことがありますか。

ん―、別に、「あ、そっか」っていうか、「あ、やっぱりな」っていうそんな感じですけど、特に、なんかすごい、何て言うんですか、世間で言われてるみたいにショックでどうしようとか、こうしようとかっていうことではなく、ま、たまたま、ちょうど、その病院に行かなくちゃいけない仕事が空いている、ちょうど2週間が空いている、ちょうどそのときだったので、はい、「よかった」っていう感じです。

――その、やっぱり全然そのこと、一般の方と違って医療関係者でいらっしゃるってこともあって、知識とかがやっぱり、もともとおありだったと思うんですけれども、そういう意味では、その、自分がこれで死んじゃうかもしれないとか、そういったことは感じられなかったってことですかね。

んー、まあ、もしも、その、例えば、あの、言われているようにですね、何日かたって、急に例えば息が苦しいとか、そういう症状がある、あったら多分、少し考えたんでしょうけど。まあ、発熱してから、とりあえず土曜日、発熱して、月曜日に病院に行き、それで翌日分かり、で、結局、調整なりなんなり、ホテルに行くことに決まったのがその翌日でって、もう発症してから、そこでもう5日間ぐらいたっているわけで、その時点で、特に息苦しいとか何とかっていうことがあるわけではなかったので、ま、そんなにそこまで死んじゃうかもしれないとかっていうふうにはならなかったですし、娘たちがみんな陰性だったっていうこともあって、そこは、よかったなっていうふうに思っていたので、はい。特にそこまで、あの、死ぬかもしれないみたいなところまでは思わなかったですね。

新型コロナウイルス感染症の語り

発症に気づいたのはアロマオイルを入れた消毒液をひと吹きしてもラベンダーの香りがしなかったから。新聞記者として取材を通して嗅覚・味覚障害が症状の一つと知っていた

私が新型コロナウイルスに感染したのは、2020年の3月です。えー、発症に気付いたのが3月28日の土曜日です。で、その日は、土曜日だったんですけれども、東京都内で、あのー、初めて外出自粛制限っていうのが週末になった日でした。ただ私、出勤をしていたので、土曜日だったんですけれども、会社の、会社にはあんまり人がいなかったんですけれども、出勤して仕事をしてお昼で終わり、早朝からお昼までのルーティンだったので、仕事が、終わって、それで、その後ちょっと残業をしに、残業っていうか、あのー、新聞記者の仕事をしているので、ちょっと原稿を書きたいと思って、別の場所に行って原稿を書いていました。まあ、別の場所っていっても社内なんですけども。で、そこで、最初に分かったのが、えーっと、消毒液って、こういういつも持ってる、あのー、消毒液があるんですけど、これにオイルを、アロマオイルを入れてこう、香りを嗅いで、まあ、ちょっと気分リラックスっていうので、消毒液兼アロマみたいな感じでいつも持ち歩いてる物があって、それで何気なくその日もシュッシュって、そのときもシュッシュってやったら、全くそのラベンダーの香りがするはず、なのに全くしない。それで、…もうびっくりして。
 で、そのときになぜそのびっくりできたかというと、その新聞記者として、新型コロナウイルスが発症したとき、中国の武漢という町だったんですけれども、ま、私、中国語ができるので、あの、勤め先のその新聞社で、その武漢の人に、中国語で東京からインタビューしたり、電話で取材、SNSを使って取材したりして、で、新型コロナウイルスの報道に携わっていました。それで嗅覚とか味覚がないっていうのが、一つの新型コロナウイルスの症状の一つっていうことを知っていたので、いきなり嗅覚、あ、いきなりこう「何もにおいが分からない」ってなったときに、あのー、まさかというふうに思いました。
まあ、やっぱそのとき日本ではまだ東京でも1日――今もう1,000人とか、この前2,000人とかいってるんですけど――そのときまだ100人にも1日の発生、発症者数が、感染者数か。が100人いってないときで、まあ、周りに全くもちろんいなくて。さらにあの、嗅覚がおかしくなることで新型コロナウイルスだと、というふうに、疑われるっていうこともなくて、やっぱりまだ発熱があるかどうか、せきがあるかどうか、息苦しさがあるかどうか、あとは濃厚接触者がいるかどうかっていう。なので、その、たまたまの取材をしていたってこともあって、これはもしかしてと思い、それから、ちょっとそのー、オフィスの中にある消毒液とか、アルコールのティッシュとか、1人でちょっと手に取ってみるんですけど、全くにおいが分からない。

新型コロナウイルス感染症の語り

前日までぴんぴんしていたのにいきなり倦怠感を感じて、食欲もなく、起き上がることもできなくなった。二日酔いや徹夜の時とかとは全く違う、生まれて初めての経験だった

ちょっと話がずれてしまうんですけど、志村けんさんが亡くなったんですよ。でー、私、すごく好きなお笑い芸人だった、私、私の母がすごい好きで、で、もう、志村けんが亡くな(った)、コロナで亡くなったっていうのはものすごいショックで、あのー 、その、その日、雪が降るほど東京は、春、3月、春なんですけど、雪が降るほどすごく寒かったんですけど、私それでなんか寝込んじゃって、なんかもう私はもうコロナで死ぬかもしれないみたいな(笑)。なんかその日から、気分が滅入っちゃったのか、なんか急に怖くなっちゃって、で、それで体調が悪くなったような気がして。
それで結局、かかりつけ医がいるんですけど、あ、保健所にやっぱずーっと、朝から晩、朝からずっと電話をしていて、「すごい体調が悪いんです」「熱ありますか」「や、熱ないんですけど、体調悪いんです」みたいな。でもなんか多分、それは気分が滅入ったからかもしれないんですけど、あのー、…そのときに保健所が「やあ、やっぱかかりつけ医に、体調悪かったらかかりつけ医、行ってください」と。でー、それでやっぱ、「お医者さんに診断してもらわなければ、PCRには回せません」みたいな。*
*2020年3月当時は37.5度以上の発熱や呼吸器症状があって、かつ陽性確定者と濃厚接触している、あるいは2週間以内にコロナ流行地域に渡航していた、といった条件に当てはまる人が検査の対象とされており、それらに当てはまらない場合は「医師が総合的に判断した結果、新型コロナウイルス感染症を疑う」場合には検査を行うことになっていました。(「2020年2月17日発厚生労働局健康局結核感染症課事務連絡」参照)
それですっごい…その志村けんも亡くなってるし、なんか、あのー、雪も降ってものすごく寒いから、風邪とかの、症状は全くないんですけど、でも今から考えると、あれが倦怠(けんたい)感の1日目だった。とにかく起き上がれない。で、私それは、なんか志村けんが死んじゃ…亡くなったので、ほんとになんかもうすごい、もう起き上がりたくない。寒いしお布団から出て、出たくないと。ご飯も食べたくないや。ただ、後から考えたら、その日は、その日から倦怠感が――その日まで結構ピンピンしてたんですけどーーあの、倦怠感ってのを初めて経験して、生まれてから、これまでの、倦怠感ってのが、ね、そのー、いわゆる二日酔いだとか、そのなんか、仕事し過ぎて徹夜して、「ああ、疲れて、ちょっとしか寝てなくて仕事しなきゃいけない。やってらんない」みたいな、ああいうだるさともう全く違くて、最初、倦怠感って分かんないぐらい、でも、とにかく起き上がれない。

新型コロナウイルス感染症の語り

喉の痛みと微熱に気づき、翌日には解熱剤を飲んでも38℃を超えたのでインフルエンザだったらいいと思い、インフルエンザの検査を受けたが、結果は陰性でがっかりした

そしたら、えーと、私がちょっと体調の異変を感じたのが、3月の末の土曜日。3月の28ですね。まあ、仕事してたんですけど、職場で。3時ぐらいからちょっと喉が痛いなと思いだして、5時か6時ぐらいに、もう、ちょっと家早く帰ろうと思って帰って、熱を測ると、36度ちょっとあった。6度8分か9分で、まあ、熱があるのかどうかなっていうので、ありました。で、その後も測ると、最大、マックス37度まで行ってたようです、記録によると。
で、次の日の朝、起きても熱が下がらないので、ボルタレンっていう解熱剤を――まあ、いつも熱出たときは2錠ぐらい飲むんですけどーー飲んだんですけど、全然、熱が下がらなくて。で、日曜日の朝に、保健所に1回電話しました。ですけど、まあ、そのときまだ、熱が出て2日目だったので、当時は37.5度以上が4日以上じゃないと、まあ、コロナの疑い…にはならなかったので、「まあ様子見てください」ということで、で、自宅にこもって、「コロナじゃなければいいな、ちょっと変だなー」とはその辺からちょっと思ってました。
ですけど、やっぱり38度を超えてきたので、えー、やっぱりちょっと普通じゃないなと思って、その日の夜、自分の勤務先の当直の先生に頼んで、インフルエンザの、検査をしてもらいました。してもらうっていうか、まあ、自分でもらって、自分で鼻に突っ込んでこう検査して、キットで出るので、調べると、A(型)もB(型)も、陰性で。ま、普通はインフルエンザ検査して、陰性だったら、まあ、よかったって思うところが、何かそのときは、陰性だったのが少しちょっとこう、がっかりしたっていうか、インフルエンザであってほしいなと思ってたので、おかしいなと思って。えー、まあ、そのときはもう寝室にこもって、1人でいましたんで、もう夜も遅かったんで、その日は、まあ、寝ました。