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診断時:12歳
インタビュー時:39歳(2018年9月)

九州地方在住の男性。一人暮らし。小学校6年の時に痔ろうの手術を2回受け、中学1年でクローン病と診断された。高校卒業後、看護師を目指して看護学校に通っている時に2回手術をして小腸と大腸の一部を切除した。その後看護師として5年間働いた後、看護学校の教員になったが、その頃にも3回目の手術をして、現在小腸は2メートル弱、大腸は四分の三が残っている。その後研究職につきたくて大学院に進み、現在は大学の教員をして、クローン病の患者の研究もしている。

語りの内容

―― あの、今独身でいらっしゃるということなんですけれども、あの、結婚については何かお考えとか、ありますか?

えーと、結婚はですね、うーん、まあ、病気だけとは言えないんでしょうけれども、やっぱり私…、何ていうんですか、こう自分のことも今まで特に20代、30代は、その自分の病気のことだけで精いっぱいだったので、その、まあ、奥さんになる人の、まあ、面倒って言ったらあれですけど(笑)、そこまで、こう考える余裕がなかった。で、お付き合いしている人はもちろんいたりとかはしたんですけど、やっぱり結婚となると、まあ、男性なので…、まあ、責任を負わないといけないところがあるっていうのがあって、ちょっと踏み込めなかった。何かちょっとそういうタイミング的な、結婚をしようかっていうタイミング的なものもあったりもしたんですけど踏み込めずに、まあ、ここまできました。

あとは…、今も付き合っている人がいるんですけど、その人自身もあんまりその結婚というのにこだわりが実はないような人で、まあ、べつにそういう人を選んだわけではないんですけど、何か。まあ、もしかしたら、もう少し年齢を重ねて、ら、一緒に住むとか出てくるかもしれないですけど、何となく向こうもその、まあ、そういう僕の思いがあるっていうのを…、何ですかね、察知してくれているというか(笑)。多分、そうでなければこんなに、こんなにというか、まあ、長続きももちろんしないでしょうし、はっきりは自分は結婚しないつもりなんだよねっていうのは言わないけど…、まあ、病気だけではないけど、その仕事の面でも今はそちらを優先したいので、うーん、しばらくはあの、結婚とかっていうのは、っていうのをそれとなく、柔らかく(笑)、言っているんだと思います。

―― まあ、最近は、あの、いろんなライフスタイルがね、ありますから、あの、必ずしも結婚っていうことではなくて、そのパートナーっていうような言い方でね、あの、お付き合いされている方はたくさんいらっしゃいますからね。

うん、そうですね。はい、はい。

―― うん。そうですか。それは、まあ、べつにね、こだわる必要はないですよね。

はい、はい(笑)。そうですね。本当にこう気楽にというか、まあ、お互い、いいときに会ったりとか。で、向こうも多分、今の人もそういうスタンスで、その普段は、まあ、自分の生活をして、あ、まあ、都合がいいときに、こう会ったりとか、そういう、まあ、な、なぜかというか、そういう人と今は出会って付き合っているんで、それで(笑)、まあ、パートナーみたいなかたちで、あの、はい、していますね。はい。

私は: です。

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