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診断時:32歳
インタビュー時:52歳(2018年1月)
追加インタビュー時:55歳(2020年8月27日、12月6日)

関東地方在住の女性。夫と二人暮らし。米国留学から帰国後、希望の会社に入社し、プライベートも充実、まさに「人生で一番の絶頂期」にクローン病を発症した。仕事も途中で辞めることになるなど多くの辛い体験をしたが、その後結婚もし夫や多くの医師に支えられてきた。最近は、クローン病は落ち着いてきたが、他にも疾患を抱えており、何とか疾患を減らし、仕事に復帰したいと思っている。その後「反応性機能性低血糖」となりクローン病とは相反する食事制限で苦労した。2020年秋に37.3度という微妙な熱が出て近所のかかりつけ医に行ったら、念のためと言われてPCR検査を受けた。

語りの内容

―― その海外で暮らす時っていうのは、あの、日本で暮らす場合と食事の面で何か特に困ることっていうのはおありになりますか。

えーと、ま、ちょっとアメリカにいた時はまだ知らない時(診断前)だったので、別として、あのイタリアではやはりあの、日本食を売ってるようなところは何か所か、あの、押さえてあって、であの、純粋に日本食屋って、食品売ってるところはないんですけども、ま、アジア食品っていう枠で売っているところ、それはもう何か所か押さえといて、
で、あと、やっぱりあの、クローン病だと一番助かるのは豆腐なんですね。タンパク質がとれて絶対安全、絶対腸閉塞にならない。で、そうすると、あの、結構あの、自然食がすごく流行っているので、その向こうの自然食専門店に行くと、必ず豆腐とかあるんですよ。あの、うどんとかもそうだし、で、ま、豆腐とか現地で作ってるんだとあんまりおいしくないこともあるんですけど、ま、でも、あの、そうやって豆腐とか大根とかね、あの、お腹に優しい日本食材がそういうところだとちょっと割高ですけれども、売っているので、あの、そういったものは結構買っていましたね。

―― やっぱり基本的には和食っていいんですね。

和食はわりといいです。で、ただ、本当に和食っていうと結構繊維の強いものが多いんで、だから山菜ですとか竹の子、きのこ、あの、胡麻、今なんでも胡麻が入ってるもので、すごいいやなんですけど。(笑)なので、和食だと、あと自分でもよくわかってるのでね、あの、物によると、あ、これいいかなと思って買って食べてみたらとんでもないっていうのもやっぱり、全然知らない食事だとあるので。で、ま、イタリアに関してはそういった意味では、比較的日本でもなじみのあるものが多いのと、あと、そう原形がわかるんですよ。あ、これはほうれんそうだなとか、あ、これは魚だなとか、あの、わりとこう素材をそのままなので、あの、食べてみたら、え、何だい、これやばかったっていうことがあんまりないのでね、あの、そういった意味ではイタリアでラッキーだったなと思います。で、ま、さっきもちょっと触れましたけれど、比較的乳製品に自分が強いので、あの、ま、クリームとかチーズとか使ってあっても私は、あの、調子が悪い時でなければね、大きな問題なかったので。
ま、後はオリーブオイルも実は私大丈夫なので、オリーブオイルが弱い人は、日本でいうお醤油みたいなものなので、入ってないの探す方が難しいので、ちょっと大変かもしれない。

私は: です。

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