家族や友人など身近な人からの支援

死別を経験した人は家族や友人から大いに支えられていました。場合によっては、この身近な人からの支援だけを望んでいました。しかし、死別は家族内に緊張を生み、不和を引き起こすこともあります。私たちが話し合った大部分の人々も、家族以外の、さまざまな支援を受けていました。(「専門家によるカウンセリング」、「チャリティから受ける支援」、「信仰と献身」については他の要約をご覧ください)

中には故人をよく知る人達と話をしたいと言う人もいました。例えばタムジンは彼女にとって兄がどれほど大切な存在だったか知っている人達との方がずっと話しやすいと言いました。シンシアは亡くなった娘を知る友人やルームメイトと定期的に会って食事をすることで、彼らが多くのことを思い出させてくれることに気づきました。

「必要があれば家族が助けてくれるとわかっているだけで十分だった。支援団体やセラピーによるサポートは必要なかった」と言う人もわずかながらいました。

パットはカウンセラーだけでなく家族や友人達にも支えられました。悲しみを忘れるため、彼女は編み物教室に入り、そこで新しい友人を作りました。彼女は隣に座っていた女性は9年前息子を亡くしており、話をすることで互いの気持ちが和らぎました。

ディーンの息子アンドリューが殺された後、隣人たちがディーンを支えました。接点のあまりなかった人も彼の元を訪れ、哀悼の意を示しました。

もし家族の他のメンバーが同時に悲しみを乗り越えようとしていたなら、家族以外の人間からの支えが助けとなります。レイチェルは自分の問題で家族に負担をかけたくありませんでした。

ロイドが殺されたとき、アダムと彼の両親はひどく取り乱していました。彼の衝撃的な死後、彼らは、自宅に食事を届けてくれた親戚や友人に支えられました。アダムは、「私たち家族はさし入れの食事やストレスを和らげようと支えになってくれた友人の優しさに本当に感謝している」と語りました。他にも多くの人が、カードや花を贈ってくれたり、気晴らしになるような新しいレクリエーションに誘ってくれたりと、実際にそばで支えになってくれた友人や仲間の優しさについて語りました。