命日やその他特別な機会に

外傷死で死別した遺族の多くが、故人の命日近くに耐えがたい悲しみに襲われます。その感情は何年も続く場合があります。しかし外傷性悲嘆に対する人々の反応は様々であり、ひとによっては、回復が速やかで、比較的早期に深い悲しみから立ち上がるひともいます。

兄との死別後、シュテファンは、毎週特定の日の特定の時間は辛く感じました。少なくとも一年間はその曜日の午前1時15分に兄が亡くなったことを思い出しました。

2006年9月15日に息子のトムを亡くしたドローレスにとって、初めの頃の毎月15日は辛いものでしたが、2年後には15日という日も彼女にとって特別な意味を持たなくなりました。

このように、週の中の特別な曜日や、月の中の特定の日を辛いと感じることは次第に少なくなってゆきますが、命日はやはりどの遺族にとっても常に悲しみの日であり続けます。パットにとっても、息子の命日はとても辛いと語っていました。

誕生日やクリスマス、そしてお正月も苦痛となることがあります。マイケルは、クリスマスは悲しい時だと話しています。家族全員に囲まれて過ごしたい時に、テーブルのルイスの席だけが空席だからです。ルイスの誕生日や命日には、彼と妻はいつも外食しているとのことです。

命日の前後も辛いことがあります。アリソンは、命日前の準備期間、とりわけ1~2週前がひどく辛いけれど、その当日になると大丈夫だと言っていました。

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