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インタビュー時:44歳(2015年6月)
疼痛期間:5年
診断名:線維筋痛症

関東在住の女性。看護師。 2010年夏に全身に強い痛みが発作的に出るようになった。線維筋痛症と診断されるまで半年もかかり、治療を開始したが効果がなく医師にさじを投げられた。その間、痛みのために退職し、自宅に閉じこもる生活を送っていた。しかし、同病者のブログをきっかけに海外の治療などを調べ、現在のペインクリニックの医師や漢方医にたどり着き、2か月ほどで徐々に痛みはよくなった。現在は、痛みをコントロールしながら、学業と仕事を両立する生活を送っている。

語りの内容

――その、いわゆる医学じゃないもの。例えば心理療法みたいなものとか。

うん、はい。

――人によっては宗教とかお札とか、そういうふうに行く方もいらっしゃるんですけど、そういうようなことに行こうと思ったことっていうのはありますか。

ありましたね。エヘヘヘ(笑)。私だって人間ですから、何かにすがりたい気持ちもあったけど…でもそれはもう何ていうんですか…その長い痛みに耐えてる期間が長かったので、そんなのにすがっても、解決策にも落ちにもなんないなっていうのがだんだんわかってきまして。結果の出せる、根拠のあるものだけにすがろうと思うようになりました。

精神的に病んでしまって、正直抗うつ剤とかも飲んだことあったんですけれども、抗うつ剤飲むことによって、確かに気分は楽に、楽になるんですけれども、思考力も低下する実感っていうのがありまして。物事の判断能力が衰えるというか、俊敏さがなくなるというか…どうしてもスローペースになってしまうんですよ、思考が。ああって、これじゃあ、ちょっとこう、気分は楽になっても仕事は無理だわって思って。なので、自分の考え方を変えるきっかけとして、PTSDの治療として心理療法士に頼りました。で、そういう……あっ、心理療法じゃない、臨床心理士なんですけども。保険適用じゃないので、1回6,000円とか、かかってしまうんですよね。「ひゃー」って思って、すごいこれ、お金かかるわ。毎週やったら、うーん、月4回の6,000円の2万4,000円とか(笑)、単純計算、考えてしまい、「いやー、それ毎月する?」ってなったときに…って考えたんですけど。私が行ったところはNPO法人だったんです。すごい安かったです。
なので、そういうところもあるっていうことをネット上で検索してもいいと思います。そうしたら抗うつ剤とかを使わなくて、自分の思考、考え、こう考え方を、変えるだけでも、すごい、うつのお薬とか使わない方法は、なーんでもあるし。うん。安い方法は幾らでもあるっていうことはわかりました。ちなみに、そのNPO法人のお値段は2,000円ちょいぐらいで、3分の1ぐらいの値段で済みました。はい。なので、すごい、そういうのをネット上でいろいろ調べてみて、いいと思います。情報化社会って言われてるので、海外の、私の治療の、海外の情報もそうでしたし、そのNPO法人の臨床心理士のことだってそうだし、ネット上でほぼ検索して調べたことなので。文明の利器を思う存分使って(笑)、いけるのも生きていくすべだと思ってます。

私は: です。

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