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プロフィール

インタビュー22

診断時:60歳
インタビュー時:61歳(2008年8月)
診断時は首都圏で妻と二人暮らし。定期健診で精密検査となり07年7月に診断を受けた。ホルモン療法が唯一の治療と言われ様々な心労が重なりうつ状態に。定年後、再雇用制度で継続勤務予定だったが病気を理由に更新を拒否された。故郷九州に戻り信頼できる医師と出会い諦めていた放射線治療が可能と言われ08年2月から併用治療を受けた。将来転移再燃の不安はあるが現在は安定。知人の和尚さんとの対話に多くを学ぶ日々である。

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うん。母ちゃんね、変わりようがない。逆に、あのー、うーん、十分、腹いっぱいしりをたたいてもらいましたよね。うん。それはいいんだけども、病気に関してのしりたたきで。男っちゅうのは情けないもんで、「ありゃ、もうおれは死ぬんや。がん=(イコール)死や」っちゅうようなね、ところが、やっぱ、「そんなことはない。お父さん、もうこんな例もある。こんな例もある。頑張ってくださいよ。じゃないと、飯が食えんでしょうが」っちゅうようなもんで、私に、あのー、俗にいう発破かけてね、してもらったのはいいんですが、残念ながら、こっちのほうがくるくるぱーになった状況があったんでね。
そのー、そのー、まあ、あこがれてうつになったわけじゃねえけど、こうしたときに「頑張んなはれ」っちゅうような話が来ると、もうきついんですわ、これは。で、おまけに、そのー、死んだらどうなる。死後の世界はどうなる。こっちは、あのー、現場屋というか、技術屋なんで、こうなったらこうなる、こうなったらこうなる、次から次にずっと物事を追っかける習性があるんでね。
でも、お母ちゃんの前で。あのー、うちの、あのー、本家、在所が、おやじの家がまだあるんですけど、今、無人になってしまっとるけど。まあ、どうでもいい(笑)。もうそこでやっぱり庭掃除たまには行かないかんと思って、いろんなな話、こうお母ちゃんとしたとき、もうお母ちゃんの前で初めて泣きましたよね。男泣きして。「でも、おれは死にとうない」って。「もうお父さん、死ぬわけないでしょうが」っちって。で、何かだんだんそうするうちに、今度は、わしのがうつったんでしょうな。お母ちゃんのほうがちっとこう脳天ファイアラ(アホ)になって、しばらく、あのー……、ばってん、女子(おなご)やけん、更年期障害かもしれんけど、ぷしゅーとなっておりましたね。うん。
それ、やっぱはたで見ると、お母ちゃんにしてみたら、「何でこのおっさんはもう……。度胸のない、情けない男やな」っちってから、うん、だいぶ、うん。まあ、あのー、しりは……。け飛されんやったけども、本当はけ飛ばしたかったんでしょうね。うん。つくづく思います。

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