※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。

インタビュー時:47歳(2017年4月)
 疼痛期間:約40年
診断名:家族性地中海熱

首都圏在住の女性。夫と二人暮らし。小学校2年生頃から発熱を伴う腹痛、関節痛などが周期的におこり、原因不明のまま経過していた。40代でやっと遺伝子検査の結果、家族性地中海熱と診断される。現在は、家族性地中海熱の治療により痛みをある程度コントロールすることができ、痛みと折り合いをつけながら生活している。

語りの内容

東洋医学は、鍼灸で、漢方と鍼灸とを通ったんですけれども、1回5,000円ぐらい、1週間に3回、10年間ぐらい通いました。なので、とても膨大にお金がかかりました。と同時にですね、精神科のほうの当時、保険の利かない先生にかかっていて、その先生も、なんと1回2万円だったんです。なので、本当に家が傾いてしまうぐらい。もう父も亡くなってからだったので、本当に最終的に私の母は家を売却しなければならなくなり、家族、親族、生まれ育った家なので、とても申し訳ないことをしたなと思っています。で、そのことで、一時期、親族から責められたこともあったんですが、でも母も、あの、私の治療費や、私を思って、まあ少しでも良くなればと思って、もう財産投げ打ってでも娘の病気が良くなればという思いだったということを知って、本当にありがたいと思いましたし。一度は、あの、親族のほうにね、母が一緒になってしまったことがあって、なんか「親族」対「私」みたいに、敵対関係みたいになった時期がちょっとだけあったんですけど、でも母のことだけはやっぱり最後まで信じて良かったなと今も思っています。

私は: です。

(アンケート結果の扱いについては個人情報の取り扱いについてをご覧ください。)

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧