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プロフィール

インタビュー14

診断時:39歳
インタビュー時:44歳(2008年6月)
首都圏在住。2003年、産後8ヶ月で左乳がんを診断され、翌年1月に乳房切除術+リンパ節郭清術、術後は抗がん剤治療と放射線療法を受けた。術後10ヶ月で肝臓と骨に転移。その1年後、卵巣転移で子宮・卵巣摘出術。薬物療法をしながら、現在に至る。 夫とこども1人の3人暮らし。両親は健在。元会社員で妊娠を機に退職し、現在は無職。

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 私、はっきり、「がんの転移っていうのは、こういうことだから。で、セカンド・オピニオン行って、余命もこんなふうに言われちゃった」とかいうのを、やっぱり言ったときはすごくショックで、ちょっとそれは、衝撃大きかったから言わなければ良かったかなとも思うんですけれども。ただ、そうですね。自分が今、こんな勉強しているとか、こんな情報を得たとか、いいことも悪いことも全部言っているんですよ。親が分かっても分からなくても。「今、こんな薬使っているけど、実はこんな薬」とか、「今、(抗がん剤が)すごく進んでてて」とか、「こんな情報もある」とか、「インターネットでこんなこと言ってる」とか、「今度この先生に会いに行く」とか。で、結果がこんなふうに出ているとか、いいことも悪いことも分かっても分からなくても話をしていたら、何て言うんでしょう、その状況に慣れて。「あ、子どもはこういうふうに病気とその、うん、接しているんだ」とかね、「向かい合っているんだ」と。「自分で勉強してしっかりやっているじゃないか」とか。で、結果もちゃんと出て、先生とも話してというのを、その状況を見て、まあある意味安心しているんじゃないかなあと、思います。
 だから、そういうのを全部いいことも悪いことも含めて話すことで、私はそのなるべく話さないとかね、言わないっていうことではなくって、そっちのやり方を取っているっていうか。それで、自分が楽だし、もう親もある意味、安心なのかなっていうふうに。
 ただ、そうですね、また母親と父親とちょっとまた、ねえ、反応が微妙に違うんですけどね。まあ父親は、何かやっぱりすごく、自分の子どもに対して、その感情が強くって、まあ「転移して、自分より先に死ぬかもしれない」っていうことに関しては、頭で分かっているかもしれないけれども、それはもう「絶対にあってはならない、世の中であってはならない」っていうふうに、多分今でも思っていて。もし、その抗がん剤でね、例えば未承認の抗がん剤でその莫大な費用がかかるとしたら、「もう家売ってでもお金を作るから」みたいなことを、言うんですよね。だから、その辺の思いっていうのは、やっぱりすごく、親の思いって幾つになってもね、強いなあっていうのは思います。
 だから、まあ再発とか再々発とかそういう時期があったんですけども、例えば悪い結果が出たときって、言うの辛いんですけれども、隠してても後で分かるし、随時言ってたほうが、こうなる、ああなるっていう状況を随時言ってたほうがいいかと。ただ、言うと、自分以上にやっぱりショックを受けますよね。その意味すること、すごく悪く取ったり、すごく心配して。

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