インタビュー内容テキスト

入院中は病院という閉ざされた社会、非現実的な社会にいるので、周りはがん患者さんか、がんの疑いがある人が入院していて、抗がん剤治療もしていて、乳房ない人もたくさんいて、自分ががんであることも普通のことだし、乳房がないことも、なんか普通のこと、隣のベッドの人もないし、隣の部屋の人もないし、乳房がない私も別に普通かなあみたいな感じで、何だかすべてが普通の感覚になっていたので、前向きに絶対乳がんには負けないっていう、私も頑張って闘って勝たなきゃみたいな感じで結構前向きに考えていたんですけれど、退院して自宅に戻ってみて、23歳っていう年齢はやっぱり世の中では、ちょうど就職して、1年目、2年目っていう感じで、結構仕事に一生懸命だったりとか、あとは自分で稼いだお金で学生のときとは違うので、もっと遊び、いろんな遊びをして、いっぱいおしゃれもして…。
元気な年齢層なので、やっぱそういうところに戻ったときに、「私、乳がんなの」っていう環境じゃないなって。周りも胸が片胸ないっていう人もいなかったり、がん患者さんだっていう人もいなくて、すごくもう友達との、接触もすごくつらかったし、やっぱテレビとか付けて、同年代の女優さんとか、俳優さんとかの姿を見るとすごくつらくなってしまったりとかして、退院してから、ほとんどの時間はもうつらい、生きていくのにすごくつらくて、ああ、こんな状態になってまでして、私はもう生きたくないとか、すごくもうどんどんどんどん悪い方向に考えて、暗く落ち込んで自分の殻に閉じこもることが多かったです。
ちょうど春、冬から春にかけてだったので、服装ももう胸を隠すダボッとしたもうトレーナー類みたいな感じで、もう常に、胸を隠す、隠して、外に出るみたいな感じで、そうするとそこまでして外に出ても街中歩いたときに、こう同年代の子のファッションとか見ると、もうつらくなって、もう外にも出たくないみたいな感じで、もう外出も、病院通院以外はしなくなっていました。

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