ゾラデックス(ゴセレリン)

ゾラデックス(成分名ゴセレリン)

ゾラデックス(ゴセレリン)は、ホルモン療法の一つです。多くの乳がんは、エストロゲンというホルモンの供給によって、細胞が成長します。卵巣でのエストロゲンの生産は、脳内の下垂体で生成される黄体形成ホルモンというホルモンにより促されます。ゾラデックスは、下垂体から分泌される黄体形成ホルモン、および卵胞刺激ホルモンの生産を停止し、エストロゲンのレベルを低下させます。するとがん細胞は成長の速度を緩めるか、または完全に成長が止まります。癌の大きさが、小さくなることもあります。ゾラデックスのみで、あるいはタモキシフェンやアロマターゼ阻害剤のいずれかとの組み合わせで使用されます。

ゾラデックスは、腹部(おなか)へ皮下注射することで投与されます。それは、4週間毎、または3ヶ月毎に定期的に投与されます。手術時に主治医か開業看護師が投与します。患者によっては時折、注射にやや不快感を持つことがあり、又、後日、注射部位に発赤や黒ずみがみられることがあります。

何人かの患者はゾラデックスについての経験を述べていました。ひとりは、なぜタモキシフェンとゾラデックスの両方を投与されたかについて説明していました。別の人はタモキシフェンによるのぼせのため、タモキシフェンからゾラデックスに切り替えていました。

2017年10月更新

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧

ページの先頭へ