人間関係と性

深刻な病気と診断されることは、人間関係の重荷となる場合があります。乳がんが人間関係に与える影響は様々な事由で決められます。それは関わりの深さ、二人はどのくらい長く共に過ごしてきたのか、その病気となってからどのくらいの月日がたったのか、そしてそれが日々の暮らしにどのように影響しているのか、などです。ここで女性たちは彼女の親密な人との関係に乳がんがどのような影響を与えたのかを語っています。

乳がんの手術は、セックスを行うための身体的能力は損なわないものの、嘆き、恐れ、怒り、憤り、自信欠如などの強い感情が入り交じり、しばらくの間性的な感覚が何らかの形で変わってしまうことがあります。パートナーが何を考えているのか、どう反応するのだろうかということに不安を抱くことが大きく関わっています。

女性の中にはパートナーの意識を案ずるものもいます。パートナーは彼女らの支えになろうとして、自分の不安を隠しているのではないかと。何人かは診断直後のショックの後、どれほどパートナーが支えとなり、関係がさらに親密になったかを述べています。このうちの一人は、がんの治療はいちばんの心配事ではあるが、同様に自分の変わってしまった体の形がパートナーとの関係にどう影響するかという心配もあったことを強調していました。

ある女性は、乳房切除術を決心するにあたっての夫の支えや、変化した身体の形に対する自分の気持ちの変化を話していました。またある女性は、パートナーの支えとユーモアのセンスが、病気に向き合っていく上でいかに二人の助けになったかを述べていました。またある若い女性は、闘病中に結婚することで、既に親密であった関係がさらに深まるのに役立ったと話していました。

何人かの女性たちは、パートナーが病気のことを話題にしづらいと感じているようだと話していました。ある人は、いかにこのことがセックスに対する意欲の喪失だけではなく、夫に対する怒りの気持ちにつながったかを述べていました。またある女性は、パートナーとのコミュニケーションの問題や彼女自身の拒否感情についても述べていました。しかし、これらの二人とも、時間が経つにつれ、そうした感情が改善されていったと話していました。

ある人は、病気というストレスの下でいかに関係が崩れていったかを述べていました。また他の人は、パートナーにとって、妻の病気に向き合うことは難しいことであり、結果的に結婚生活が破綻してしまったと話していました。

ある若い人は、ボディイメージに関する問題が、将来の異性との関係に影響するのではないかと思っていました。しかし、他の二人の女性は、将来の異性関係の可能性に不安を持っていたにもかかわらず、新しいパートナーと出会ったと話していました。

2017年10月更新