身体イメージ

乳房を全摘するか、部分切除にするかにかかわらず、乳がんの手術は女性にとって心に深い傷を負う体験となります。女性たちは変貌した自分の身体についてそれぞれ異なる形で反応や対処をしているが、特に術後の2~3ヶ月が最も難しい時期になるようです。ここでは、女性たちが身体イメージについて彼女たちが抱いた気持ちを語っています。

女性たちは、がん治療の重要性を強調しているが、完全な回復という観点からは、身体イメージ、自尊心および人間関係についての気遣いが重要であると考えていました。乳房切除術を受けた女性たちはよく、自分の傷跡をみた時の気持ちについて話をしていました。女性の中には術後すぐに傷跡を見ていたものもいたが、一人の女性は自分の身体をみるのをためらい、夫の前で衣服を脱ぐのが恥ずかしいと感じていました。しかし、他の女性たちと同じように、彼女も時がたつにつれてそのような気持ちが薄れていくことに気付きました。

どのように女性たちが変化した体の形に反応し向き合ったかは、傷跡の様子次第でもありました。保健分野で働く二人の女性は、何を覚悟すべきかわかっていたので、過度なショックや動揺は感じなかったと話していました。乳房温存術を受けた人たちは、きれいな傷跡やわずかな乳房のくぼみに対して、かなり早く慣れたと言っていました。他の人たちは、ボディイメージの変化に馴染むにはいくらか時間がかかったが、今では何の不安もないと言っていました。

高齢の患者たちは、ボディイメージの変化にうまく向き合えたと言っていました。しかし、中には、もし自分がもっと若かったら恐らく不安は違っただろうと話す人たちもいました。

幾人かの女性は家族や友人、子どもたちなど他の人に傷跡を見せることにそれほど不安はなかったと語っていました。

女性たちの中には、乳房切除術は最良の選択ではあったとは思うが、後になって自分の衣服を気遣わなければならなくなった時、ショックを受けたと話すものもいました。

何人かの女性は、ボディイメージの変化についての感情は、体重増加や抜け毛のような治療の副作用と深く関係していると語っていました。病気の後で自信を取り戻すことについても語っていました。サポートグループのファッションショーに参加したと話す人もいましたし、美容上の目的のためのさらなる乳房手術の可能性を語る人もいました。ある人は、傷跡の外観をよくするためにレーザー手術を受け、より多くの種類の洋服が着られるようになったと述べていました。

2017年10月更新