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プロフィール

インタビュー53

診断時:50歳(2007年5月)
インタビュー時:58歳(2015年5月)
首都圏在住。先天性のろう者で、夫と娘の3人暮らし。自分でしこりを発見したが、父の看病で忙しく、1年以上経ってから病院に行って左乳がんと診断された。術前抗がん剤治療、乳房切除術、放射線療法、抗がん剤の内服治療を受けた。外来受診等は手話通訳派遣制度を使った。

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ろうだから行かないっていうか、というのではなくって、ろうだから、ちょっと難しい、遠慮するっていうか、自分が聞こえないから、検診に行っても聞こえません、聞こえないですよね。何やってるかわからないですよね。だから、例えばマンモでも、「脱いでください」って言われても、なんで脱がなきゃいけないのか、どうやったらいいのか。でも聞くこともできない。「これからマンモをしますよ。こういうふうに上から挟みますよ」なんていうふうに情報があればいいんですけれども、書いてもらっても、やっぱりなんか、よくわからないっていうこともありますよね。だから、行く前に、もう、ちょっと想像して不安になってしまって、行くのやめようっていう人が多いんですよね。

検診の場合は、まず、行政から連絡がきますよね。無料検診とかそういうのがありますね。胃だとか肺だとか。女性の場合は、乳がん、子宮、いろいろな種類があります。検診、それ、結構やっぱりね、そのまま行かないで捨てちゃう人いるんですよね。聴者も同じ、聞こえる人も同じだと思います。自分は元気だから大丈夫だ、っていうことで、やめて。必要ないって思うろう者、結構、結構、実際いるんですよね。まあ、行ってみようかな、でも、自分は聞こえないから、ろう者だから、言ってることがわからない。どうやってやったらいいのかもわからないし、だから、もういいや、ってことで行かなくなってしまう人がいるんですね。聴者と、聞こえる人に頼むのも、やっぱり、ちょっと、うーん、裸になるし、なんか自分のことを知られてしまうのもちょっと心配だし、っていろいろ考えてしまうんですね。あれもこれもって想像してしまって、そして結局、心配になってしまって、やっぱやめよう、っていうふうに思ってしまうんですね。

ま、聴者も、確かに、聞こえる人もいると思いますけれども。うーん。まずできることは、とにかく元気なんだ、体、具合悪くないんだ、大丈夫なんだ、っていうふうに思ってる人は、やっぱり多いんですね。がんというのは、最初はわからないわけですよね。気付かない。自分では。最後になって、重くなってから初めて体がおかしいとわかると、進行してる。かなり。その前に、やはり見つけなければいけないですよね。ほんとに、そうでなければ、早期に見つかれば生きていくことができる。そういうことをよく知らない人が多いんですよね。だから、つまり正しい情報がない。わたしたち聞こえない人たちは、(特に)きちんと情報を得るっていうことが必要だと思います。

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