便潜血検査の結果を知る|大腸がん検診の語り

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NPO法人 健康と病いの語り ディペックス・ジャパン > 大腸がん検診の語り > テーマ別 > 大腸がんの一次検診 > 便潜血検査の結果を知る

大腸がん検診の語り

便潜血検査の結果を知る

便潜血検査の結果はどのように知らされるのでしょうか。書類が郵送される場合、医師から手渡される場合、あるいは口頭で説明されることもあるようです。説明のされ方や説明を受けた時の気持ちもさまざまで、人々は受け取った結果を自分なりに解釈して、次の行動をとっています。便潜血検査で何らかの異常を指摘されても、直ちに精密検査へと進む人ばかりではありません。ここでは、便潜血検査の結果を知った時の様子とその時の気持ちをご紹介します。

検査結果を郵送で受け取る

便潜血検査の結果は郵送で受け取る場合と、医師と面接して受け取る場合がありますが、私たちのインタビューでは郵送で受けったと話す人のほうが多くいました。自治体検診の場合は、検査結果を、特定健診(いわゆるメタボ健診)の結果とともに受け取ることもあります。特定健診と一緒に便潜血検査を受けており、健診が終わって返信用の封筒に宛名を書いておくと、結果と共に内視鏡検査を行っている医療機関のリストが送られてくると話していた人もいました。

ただ、便潜血検査に異常があるということを書面で通知されるだけの場合、その次にどういう行動をとるかは受け取った人次第です。最低限の健康管理として受けている、もし何か問題があれば次のステップについて連絡がある、とあまり深刻に受けとめない人たちがいる一方で、毎回の健診結果の通知を持ってかかりつけ医に行き、説明を受けている人もいました。

人間ドックの結果は郵送で送られてくる。それをもって妻とともにかかりつけ医に行き、内容を説明してもらっている(音声のみ)

検査の結果が書面で知らされる場合、検査結果を誤解することもあります。検査機関によっては陽性を便潜血の量によって「+」~「+++」の3段階に分けて通知するところもありますが、ある男性は書面でのプラスが3つ付いた結果を「異常がある」とは思わず、そのままにしていました。がん保険などの団体保険をかけ替えるために行った病院で健康診断の結果(検診表)を求められ、医師がそれを見て大腸内視鏡検査を受けるように勧めたといいます。

便潜血検査はずっと受けてきて、プラスが三つ(+++)もついていたが、それが何を意味するのか全く分からず、むしろ血糖値やコレステロールばかり気にしていた
退職後、保険を切り替えるために検診表を持って病院へ行ったところ、医師になぜもっと早く来なかったのかと言われ、内視鏡を受けたらがんが見つかった

検査結果を医師から聞く

医師から便潜血検査が陽性だと伝えられた場合、精密検査(詳しくは「一次検診(スクリーニング検査)と二次検診(精密検査)」 をご覧下さい)を受けることが多いようです。勤務している会社の産業医に便潜血検査が陽性だと伝えられ、「一度検査をお勧めします」と紹介状を書いてもらい内視鏡検査を受けた男性がいました。この男性は、ポリープが見つかり切除したといいます(詳しくは「大腸内視鏡検査の実際」インタビュー06 をご覧ください)。しかし、次の男性は人間ドックで医師から便潜血検査の結果を伝えられ、精密検査受診を勧められましたが、説明の仕方に抵抗感を覚えたと話しています。

便潜血検査の結果が陽性だったが、精密検査を断ったところ、家族の前で受けるように説得され腹が立った(音声のみ)

同じように便潜血検査が陽性で医師から精密検査を受けるように勧められたものの、出血は痔のためだと思って医師からの説明を重く受け止めず、逆に自分から「痔のためだ」と説明していた男性もいました。

潜血反応の結果が出ても痔だと思っているのでそれほど真剣に受け止めなかった。どうせ引っかかると思って検体を出さなかったこともある
診療所の医師は2年に1回交替するので継続してチェックできない状況だったが、まず自分自身が真剣に受け止めなかったため、診断が遅れたのだと思う

結果が陽性だと通知されても、精密検査の受診を医師から促されない場合があるようです。便潜血検査陽性の結果を持って開業医をたずねた女性は、整腸剤を服用してしのいでいましたが、それを肯定され精密検査は勧められなかったといいます。

便潜血検査で陽性になって近くのクリニックに行ったが、市販の整腸剤を飲めば調子が良いと伝えたら、そのまま飲んでいて大丈夫と言われ二次検診(精密検査)を促されなかった

検査結果が異常なしだったとき

便潜血検査の結果が陰性でも、がんでなくてほっとした、とか喜んだという人はいませんでした。便潜血の検査結果に異常がなかった人たちの中には、便潜血検査が大腸がん検診のための検査であることすら意識せずに通り過ぎてしまった人も複数いました。また、結果がプラス(陽性)の時とマイナス(陰性)の時があり、がんならプラスがつくはずだからマイナスならがんではないと思った、と語った男性もいました(詳しくは「精密検査を受けない理由」のインタビュー21 をご覧ください)。

医師と面接することなく、「異常なし」と書いたものをもらうだけだった。年に1回の健康診断の中の検便が大腸がん検診の検査だということは知らなかった
健診で受けた検査のすべての結果は封書で送られており、その中に便潜血検査も入っていたが、何のための検査かわからないまま受けてきた(音声のみ)

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