プロフィール

インタビュー本人13

診断時:53歳
インタビュー時:57歳(2015年12月16日)
夫と子供の3人暮らし。2009年頃から、うつ病を疑いメンタルクリニックに2年半ほど通院した。幻視が見えるようになり、2012年1月に夫の勧めで認知症専門医を受診し、SPECTなどからレビー小体型認知症と診断された。数の違いがわからなくなり仕事に支障をきたすようになっていたため、診断直後に退職した。現在は、市のオレンジカフェでスタッフとして当事者支援にあたっている。活動を通じて社会の一員でいられる、まだ生きていていいんだと思うことができている。

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語りの内容(テキストのみ)

―― さっき時間の感覚がないっておっしゃったんですけど、それも1と10が分からないのと似たような感じですか?

うん、そうですね。はい。全く、全く分かんないです。今も。深さが分かんない。うん。だから、「何日前だよ」っていう言葉にしてもらうと、うーん、っていう感じで、うん。あとはもう必ず、手帳にはつけてるんで「ああ、この日だったんだなー」とか、確認するように。もう、手帳ははず、離せないですね。予定表とか、その日の起きたこととか、書いとかないと。うん、全く分かんなくなってしまうんで。

―― あの、今日の日が何日っていうのは、どうやって判断されるんですか?

あ、それは分かるんですよ。でも、その、前に起きたことの……感覚がよく分かんない。っていうか、その、深さが分かんない。だから、夢で見たことも「実際に起きてんのかな?あれ?」とかっていうような、この、不安感っていうのが。
夢も、あの、毎晩、現実の夢なんですよ。ていうか、あの、内容は全く普通の生活と違うんだけど、カラーであって、空気感もにおいも……もう、疲れ、感じから、もう全部が、ある夢なんですよ。だから、普通の生活の中で起きたことか夢かっていうことも、疑うときもあります、自分で。うん。……、なかなか理解してもらえないでしょうけど、毎晩その状態なんで、ほとんど寝てる気はしないですね。うん。 だから、昼寝はね、夢見ないからね、5分、10分はすごく幸せなんですよ。だから、朝ごはん食べた後も……15分でもいいから寝ると、すごいその、充実した睡眠なんですよ、それが。うん。

―― 1と10が分からないっていうのが、具体的にどういうことなのかっていうのが分からないのですが、どういう感覚ですか?

あの……1と10って、1個か10かが、10個の差が分からなかったんですよ。「10」って書いてあるんだけど、頭ん中、「1」にしか分かんないんですよ。そういうことが起き、起き始めて。……うん、ちょっと数を扱う仕事だったんで、ちょっとね、理解しづらいでしょうけど。
「何で10個なのに1つしかないの?」って言われたときに、答えようがなかったんですよ。9個忘れて、「ああ、間違えて、9個足りないんですね」、っていう言葉が、自分には見つからなかった。……そういう、何ていうのかな、うん、何とも言えない感じですね。はい。

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