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診断時:57歳
インタビュー時:60歳(2008年2月)

診断当時は、企業の管理職として多忙な日々を送っていた。妻との間に子どもが3人。首都圏在住。吐き気、足のしびれ、腰痛など、2年近く体調不良を訴えて複数の医療機関を受診したが診断がつかず、2005年にようやく前立腺がん(ステージIV)の診断を受けた。ホルモン療法にて体調が改善したが、2年余りで再びPSA数値が上昇しつつある。

語りの内容

前立腺がんで特に、ホルモン療法を使う場合は、いろいろステージによって、使い方が違うと伺っていますが、私の場合はステージ4の2で、一番進んで、もう手術的なことはできない。それから、放射線療法もできない。もう要するに抑えるだけというね、取りあえずがんの勢いを、落とす、落とします、抑え込みますと。でも、それは、えーと、2年、まあ1年か2年か分からないけども、必ず体に耐性ができてしまって、がんにっていうよりも、体が耐性、ホルモンに対する耐性ができてしまって、効果が落ちて、がんの勢いがもう一度出てくるようになりますと。で、そうすると、薬を、まあホルモン剤を換えるけども、それもすぐやっぱり効かなくなるケースが今までは多いですと。だから、基本的に耐性ができたときに、あとはステージ4の場合は、まあ前立腺の場合はね、抗がん剤、有効な抗がん剤*はまだ見つかっていませんと。治療方法がありませんと、要は。

*インタビュー当時(2008年)は前立腺がんに有効な抗がん剤はないと言われていましたが、最近はタキサン系の新しい抗がん剤に再燃後の生存期間を延ばす可能性が示唆されています。

私は: です。

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