リンパ浮腫

リンパ浮腫は乳がん治療の結果、ときおり起きる腕や手の一種の腫れのことです。がん又はその治療はリンパ液の排出の経路に影響を及ぼすことがあります。リンパ液が通常通りに排出されないために、むくみが起こります。それは腋窩リンパ節が手術によって取り除かれた場合に起こり、または、女性(あるいは男性が放射線治療を脇の下に受けた場合にも起こりえます。治療後、数ヶ月又は数年の間続く場合があります。痛みが起こり、腕を動かすのが難しい場合があります。リンパ浮腫は手術と放射線治療の両方を脇の下に受けた場合、より起きやすいのです。”腕のリンパ浮腫は乳がん治療後の約5人に一人(20%)の割合で起きます。”(Cancer Research UK 2015)

リンパ浮腫の経験について女性達が語っています。

口頭、又は書面でリンパ浮腫についての情報としかるべき予防方法を受け取った人達もありました。 予防方法には下記のようなものがあります:

・許可を受けるまで腕で重いものを持ってはいけない。
・皮膚の手入れをする。皮膚の保湿に勤め、切り傷や引っかき傷をつくらない。
・庭の手入れや家事には手袋をする。
・虫除けや強力な日焼け止めを使用する。
・皮膚の温度があがるようなこと、例えば暑いお風呂やシャワー、ヒーターのそば、サウナ、蒸気室やサンベッド(太陽灯を浴びるベッド)を避ける。
・感染に注意し、起きた場合はすぐに処置をする。
・体を動かすこと。又、腕と肩のエクササイズを、手術の後に、教えられた通りに続ける。そのことによって体内のリンパ液の流れが促される。
・2010年の治験において、脇の下のリンパ節の切開を伴った乳がん治療の後、少なくとも術後1年間においては、早い時点での理学療法が2次的リンパ浮腫を防いだり、減少させることに有用であることを示している。
・健康的な体重を維持する。
・浮腫のある腕で血液検査を受けたり、血圧を計ったりしない。

しかし、症状がでるまでリンパ浮腫につぃて殆ど又は全然知らされなかった人達もいました。その人達にとってはリンパ浮腫がおきたことはショックでした。

リンパ浮腫について大変心配したとの発言もありました。

数人は腫れの経験と服を着るのが難しくなったことについて話していました。ほとんどの女性たちがリンパ浮腫クリニック(※)を訪れ、腫れを軽減するための弾性スリーブのサイズあわせをしてもらっていました。ほとんどがなされたケアに満足しており、ある女性はスタッフとのコミュニケーションはうまくいかなかったが、スリーブをつけるようになって悪い側の腕がよくなったと述べていました

リンパ浮腫を軽減するために受けたマッサージについて話す人もいました。何人かは勧められた体操についても述べていました。

肩の拘縮(関節や筋肉がこわばり通常の運動ができなくなること)や腕の引きつれの不快感を覚えたことからリンパ浮腫に気づいたという患者もいました。

※英国では専門のセラピストによるクリニックが数多く開業されていますが、日本ではまだ多くありません。

2017年10月更新