家族以外の人々への影響

多くの場合、患者は、家族や友人や支援グループのメンバーから大きな支援を受けました(「支援グループ」も参照のこと)。しかし、自分が前立腺がんであることを家族以外の人に話したとき、さまざまな反応に出会うこともありました。がん患者は具合が悪いのが当然と思われるせいか、どうして患者が「正常」に見えるのか、理解してもらえなかったこともありました。また、診断結果を正直に話したおかげで、みんながその話をしやすくなったということもありました。とはいえ、中には、飲み友達が深刻な話をさせてくれなくてね、としみじみ語ってくれた患者も一人いました。こちらががん患者だからといって、人々の態度が変わることはなかったという患者もいましたが、周囲はまだそれを話題にしづらいようだったという患者もいました。

ある患者は、がんは伝染病だと考えていた友人が何人かいたため、とりわけ嫌な思いをしました。病気のことはあまり口外したくないので、少数の限られた友人にしか話さなかったという患者たちもいました。また、生殖器に関する問題については、気恥ずかしいとか、男性的なイメージを損ないそうだという理由から、男性たちは概してその話題を避けるようでした。

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